(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 コメントは承認制

私立歯科大学の6年生のシラバスについて

 私立大学の6年生のシラバスを調べてみた。

結果は以下のリンクを参照してほしいが、殆どの大学は5,6年のシラバスを掲示していないか、1日中講義ということはわかるが、その内容は記載されていないものが殆どだ。

 

北海道医療大学(詳細不明)

 http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/for/student/syllabus/2014/shigaku/index.html

 

岩手医科大学

発見できず(学内専用ページに存在か?)

 

奥羽大学(ダウンロード可能、ほぼ全ての講義日程閲覧可)

http://www.ohu-u.ac.jp/faculty/dental/pdf/Syllabus2014-d6.pdf

 

明海大学(詳細不明)

http://www.dent.meikai.ac.jp/Syllabus/

 

日本歯科大学新潟(5年、6年シラバス非公開)

https://www.ngt.ndu.ac.jp/student/index.html

 

日本歯科大学東京(講義スケジュール閲覧可能)

http://www.ndu.ac.jp/~tkytop/class.htm

 

日本大学松戸歯学部(5年、6年シラバス非公開)

http://www.mascat.nihon-u.ac.jp/curriculum/syllabus.html

 

日本大学歯学部(リンク切れで詳細不明)

http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/student/syllabus.html

 

東京歯科大学(外部閲覧不能?)

http://syllabus.tdc.ac.jp/list/

 

昭和大学(閲覧不可?)

https://kyoumu.showa-u.ac.jp/syllabusgaku/SyllabusGBGK.asp?organizationid=2&selectedlinkyear=6&cdga=0&cdgb=0&cdgk=0&nendo=2014

 

鶴見大学(ほぼ全ての講義内容は閲覧可)

http://ccs.tsurumi-u.ac.jp/syllabusdental/grade456/6_2.pdf

 

神奈川歯科大学(5年、6年シラバス非公開)

http://www.kdu.ac.jp/dental/students/syllabus/

 

松本歯科大学(ダウンロード可能、ほぼ全ての講義日程閲覧可)

http://www.mdu.ac.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/004/448/5_6b.pdf

 

愛知学院大学(詳細不明)

http://www.dent.aichi-gakuin.ac.jp/schedule/index03.html

 

朝日大学(5年、6年シラバス非公開)

http://www.asahi-u.ac.jp/dpt/f_dn_sylabus.html

 

大阪歯科大学(詳細不明)

http://www.osaka-dent.ac.jp/university/curriculum/syllabus_056.html

 

福岡歯科大学(詳細不明)

http://www.fdcnet.ac.jp/col/student/pdf/27annnai/fshikadai27_29.pdf

 

 その中で奥羽と鶴見、松本は比較的講義の内容にまで踏み込んで公開されている。

国試の成績が低迷している松本、奥羽の2校が完全に公開しており、他の大学はあまり公開してない理由は私には分からないが、丁度良いので松本、奥羽の2校の6年生のシラバスをみてみることにした。

別にこの2校を名指しで否定したいとは思わないが、このカリキュラムを見ていると何故低迷しているのかが少し分かるような気がした。

 

1)ボリュームが多すぎる

国家試験では1個の教科の中でも頻出分野とあまり出ない分野がある。

最も顕著なものの1つは保存修復だろう。

メタルインレーやアマルガムの問題はもう何年も見たことがない。

国家試験低迷校の学生は1個教えたら1個忘れる。

つまりキャパシティには限界がある。

だから覚えることをできるだけ重要な物だけに絞る必要がある。

メタルインレーを講義すればレジン修復の大事な何かを忘れてしまう。

まだ1学期の最初の時期にさらっとこういうのもあるぞーとやるならともかく2学期にやるとか私の感覚的にはあり得ないし、私ならインレーやアマルガムの講義はやらないし、極力現在の国家試験の出題傾向にそった講義しかしない。

2校のカリキュラムは父兄に教育に問題があるのでは?と突き上げられた時の対応策だろう。教育には漏れがなく、国家試験の受験範囲殆どやってますよって確かにこれぐらいやれば言える。奥羽のシラバスには国家試験の出題範囲の番号が振られており、ほぼ全て網羅していることをアピールしている。

ただし、凄い低い確率でしか出ない内容にかける講義時間が多すぎて逆に学生がどこが重要か分からなくなっていないかが私には不安だ。

奥羽のシラバスの前期分にこういう文章がある

基本的内容の講義を行う。その後,練習問題とその解説を行うことで,歯科医師国家試験の必修過去問のほとんどを網羅する。

殆どを網羅する必要が本当にあるのだろうか?

松本のカリキュラムもほぼ全てを網羅するように作ってあるようだが、もっと量を絞らないと学生はとてもマスターできないのではないだろうか。

 

2)カリキュラムを毎年変更しすぎ

これも奥羽だが、

 各種試験(編成試験,模擬試験)の成績を基にクラス編成(A・B・
C)を行い、フィードバック講義を行うが,特に下位クラスにおいてはそれを徹底する。

今年から大幅にカリキュラムやクラス編成が変わったようだ。

毎月クラス編成が変化すると聞いている。

 

こういった事は国家試験低迷校でよくあるし、よくきく。

国家試験の不振を打ち破るために悪い所を全部改めました!という事だが、不振は改善されないのでおそらくもう何度目か分からない大幅な変更ではないだろうか?

 

そのたびにコロコロとカリキュラムが代わり、学生が混乱する。

カリキュラムを一気に色々変えると、国家試験の成績が変動した原因がどこにあるのか分からなくなると思う。

カリキュラムの組み立てが悪かったのか?

試験の回数や時期が悪かったのか?

学生のモチベーションを上手く保てなかったのか?

それが分からずにどんどん変更しても、暗中模索なだけではないかと思う。

勿論悪いは悪いなりに原因があるわけでそれをしっかり探求し、それに対する対処法をしっかり立てて他はあまり変更せずその成果を判定する事も重要だと思う。

この2校の成績が1,2年で改善出来る物ではないのは明らかで有り、焦って結果を出そうとしてもさらに深い溝にはまっていく様な気がしている。

 

 3)学生に負荷を与えすぎ

どこの国家試験低迷校の話を聞いても

講義数、講義への出席率

試験の数、判定

などは厳しくなる一方だ。

果たして厳しくすればするほど国家試験の成績は上がっただろうか?

学生は勿論、それに付き合う教官も疲弊してしまう。

もっと変更すべき所が私にはあるような気がしてならない。

 

108の結果を見てから本当の反省会だろうが、

今の時点で私にはこの2校が上がってくるイメージが全く持てない。