読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 コメントは承認制

第108回歯科医師国家試験解析 全体的な傾向

歯科医師国家試験 国公立大学歯学部 私立歯科大学

先日発表された結果に一喜一憂した学生さんも多いだろう。

 

受かった学生さんはここから長い歯科医師人生が始まる。

これからは与えられるわけでもなく、自分で勉強していかなければ淘汰されるだけ。

国家試験に受かるより遙かに厳しい競争が待っている。

心して欲しい。

 

残念ながら落ちてしまった学生さんは来年も受けなければいけない。

来年がどうなりそうなのか、というところまでまだ考えは及んでいないが

今回の結果が今まで比べてどうだったのか

ということはしっかり見ていく必要があると思う。

 

 全体的な合格率の推移

f:id:spee:20150327152946j:plain

103~108回の合格率の推移はこんな感じ。

グラフにすると

f:id:spee:20150327152953j:plain

全体の合格率は減少傾向だが、

全体と現役私立の合格率の推移はかなり近似している。

今年、浪人の合格率はかなり持ち直した。

今回悪かったのは国公立現役だ!

合格率81.8%とワーストを更新。

今まで私立を狩る立場だった国公立現役もかなり落ちる時代になった。

ではこれからも国公立現役は合格率が下がるだろうか?

f:id:spee:20150327152935j:plain

国公立現役の合格率と私立現役、全体の合格率との差を表にしてみた。

これによると

国公立現役は 私立現役よりも 大体10%~13%ぐらい高い

国公立現役は 全体よりも   大体18%ぐらい高い

といえる。

つまり去年が良すぎたのだ。

今年はいままでの傾向と同じだ。

しかし、国公立現役でも実際20%近くの学生が落ちるようになってしまった。

国家試験対策などしない、とそれを誇りにしているような大学はそろそろ考えないといけないんじゃないですかね?

今までかなり成績が安定していた新潟大学が国公立最低になるなど

学生任せではもう限界ではないだろうか。

 

現役について

f:id:spee:20150327153007j:plain

現役の推移は表の通り。

私立の留年、卒業保留数に注目して頂きたい!

去年は411人が今年は518人!

しかも元々の出願者数は100名減ってて留年は100名増!

ちなみに去年の私立現役トータルの留年、保留率は20.6%

今年の場合、27.3%

大学側も、かなり厳しい国家試験状況を予想して落としてきている。

よって私立の受験者数は去年から200名も減ってしまった。

 

ここからわかることは、定員割れで学生数は少なくなっている大学も多いが、

だからといって卒業させるわけじゃないですよ。

より厳しくしますよ、ということ。

来年の6年生にもこの傾向は適用されると思うので、大量に留年するだろう。

特に今回大量に留年させた大学は

6年生が溜まっているわけで

来年度も大量に留年させることは容易に想像出来る。

 

重要なのは、ここまで絞ったにもかかわらず

私立現役の合格率は殆ど上がっていない。

底辺私立で大量に卒業させたらやばいことになるということ。

どこの大学が切羽詰まって大量に卒業させて爆死するか

キンゲームがより深刻になってきている。

 

浪人

 

f:id:spee:20150327153018j:plain

浪人の合格率は想像していたよりかなり良かった。

これは去年、

いままでなら合格していたレベルの学生がごっそり落ちた

ためだと考えている。

 特に国立の受験者数が多く、合格者数が多かったことが影響しているだろう。

しかし、残念ながら

次年度に繰り越された浪人数は596名と過去最多

さらに現役で落ちた学生が537人加わる

次年度は1130名程度と今年と同じ数程度が浪人として受験することになるだろう。

勿論その中で合格するのは45%以下だろう。

 

次回からは9月に予想した合格率等の検証を行う予定。