(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 コメントは承認制

とある大学で全員ゆるーく卒業させてみたら・・・

えーっと、とある大学のご父兄が

CBTとOSCEもう通ってて臨床実習も終わってるんだったら6年生は卒業させなさい!

とコメントでおっしゃっておりますので

実際そうしたらどうなるか考えてみた。

 

これがその大学のここ最近のデータ

合格率は現役に限っている。

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まあ、これだけみても無謀そうな気がするが、しっかり見ていこう。

なお、出願者数が公表され始めた106回から考えてみたい。

浪人の合格率は、このデータの合格率と全く同じだったと仮定する。

 

1)合格率と浪人の数

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全員卒業させた場合のデータ(あくまで仮想)はこうなる。

留年生は全て0にした。

その分浪人が飛躍的に増加。現役の合格率は当然急降下している。

 

現役の合格率は常に下から3位以内。

M本とO羽が飛び抜けて悪い事からなんとか3位以内というところだ。

全員卒業させているから、浪人の数も130名を超えている。

あくまで卒業というハードルをクリアできた浪人達による合格率を、卒業というハードルがなくなった場合にも適用しているため、もし実際全員卒業させていたら、浪人の合格率はもっともっと低いと考えられる。

もしかしたら浪人は160名ぐらいになっているかもしれない。

 

毎年、全国私立大学の国家試験合格率の平均値を20~30%も下回る成績で

それでも数百人もの大学受験者を集めることができるだろうか?

私はできないと思う。

何も考えず全員卒業など、自分で自分の首を絞めているだけだ。

 

5年生で30人の学生が留年し、それを乗り越えた学生のさらに40%ちょっとしか国家試験に合格できない状況では、4年時のCBT、OSCEなど単なる通過点の1つにしかすぎないのでは?

 

 

2)学費収入

 これはかなりブラックな話題だが、卒業できなかった人が退学や休学せず、全員留年した場合と比較して、学費収入がどれだけ下がるかという事だ。

この大学の6年生の学費は460万円。

106では52名、107回では41名、108回では56名。合計で7億円弱の学費を得ている計算になる。もちろん、退学や休学もあると思うので、実際はそれよりは低いだろう。

この一部が新病院に投入された?のかもしれない。

これが父兄には気にいらないのだろう。

底辺私立の留年商法

と揶揄される。

 

しかし父兄は覚悟しなければならない。

卒業できたからといって国家試験にうかるわけではない。

ほぼ全員卒業させれば一生国家試験に受からない人もいるだろうし、実際いる。

彼らに今後かかるお金は単に1回留年したよりも遙かに大きいかもしれないのだ。

10浪しても受からない、毎年予備校を変え続けて1周してきた、

なんて考えるだけでぞっとする。

 

108でこの大学を卒業した学生の80%が合格したわけで

卒業=ある程度学力があるという事だろう。

多浪する可能性は低いのではないかと思う。

そういう意味で108での選抜は間違っていない。

表の合格率43%では太刀打ちできない。

 

まあ今後はどの大学でも低学年で早めの失格の烙印押されて次の道選ぶ感じになるんじゃないか。

留年商法と言われるのを回避しつつ国家試験の合格率を上げるにはこうするしかないから。

 

だから、成績悪い学生さん、父兄はいつ大学から肩を叩かれるかわかりませんよ。

 

また、底辺私立で留年ギリギリで進級している学生はいずれ詰む。絶対に詰む。だから、早めに決めておいた方がいい。退学させるか続けるかの条件を。

 

まあ、ここまで言うと父兄の気持ちなんてお前にはわからないだろう!

て怒られるかもしれないが、それは私にはわからない。

あくまで他人の意見として言っているだけだ。