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(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 コメントは承認制

アドバイスを求められたので答えてみる

こんなコメントが来た。

 

もう、関ヶ原の卒業試験がおわってしまいました。
5年生から底辺で、今回の結果はまだでていませんが、下位20%にいることは確実でしょうといった感じです。
焦りと不安となんだか色々入り交じって、やろうという気はものすごくあるのに、全然頭がいうことをききません。
甘えと言われれば、それまでですが、頭から血の気が引いて本当にいうことをきいてくれないのです。
これから110回の国家試験までの計画をなにか教えて頂けないでしょうか。
絶対に留年したくないし、国家試験まで通りたいんです。

 

spee.hatenablog.com

そして書いている朝4時。

この質問に対する回答は本来なら個人的なデータ(大学や予備校の模擬試験の結果等)を元に行うべきである。しかし私はデータを所有していない事から的外れになっている所があることは了承していただきたい。またこんな指導は人によって全く違うため、これはあくまで私個人によるものだ。

 

状況分析

1)現在のポジション

 大学等がわからないのでどこまでの留年率なのかわからないが、私立大学で下2割を切らない大学は数えるほどしかないので、今のままだと留年だろう。また、大学によっては40%留年する所もある。下2割なら完全に沼。

 

2)やる気

「やる気はあるが、空回り」これ留年生の誰もがいう言葉。この言葉が出ている時点でもうかなりの危険信号。だってこれ結局やってない、やり方がわからないってことだから。

 

3)時期

もう9月。私が一番大事な時期と考える1学期と夏休みは終わった。後は卒業試験と模擬試験が入り乱れる二学期しかないこの4か月弱でなんとか仕上げたいという。これ臨床実地問題の主文だったら予後不良だとみんな思うレベル。5年生から底辺ならばもっと前から・・・・と思わざるを得ないが、本当に危機が来ないと危機感を感じない人が多いのは間違いないので仕方がないのだろう。

 

対応

1)今のままの展望

90%以上の確率で留年だろう。こんなの今更助けてというのがおかしいレベル。のこり10%以下に賭けるしかないわけなので相当な荒療治が必要だ。

 

2)自分の現状把握

(1)実際点数が全くとれていない教科を把握

 卒業試験や模擬試験で点数がとれていない教科はどれか把握。

 自分の苦手意識とは関係ない。

 自分で決めずに教官と相談することが望ましい。

 苦手科目があれば領域落ちの可能性が高くなるので、それは潰しておく。

(2)毎日の勉強習慣

 結局勉強時間が足りない、集中していないのは間違いない。

 自分が一日何時間勉強しているかまず考える。

(3)勉強場所

 集中できる所がいいが、最低でも自分の家、部屋は駄目

 教室、大学の図書館がやはりいいかなと思う。

 スタバとか結局頭入ってこないと思うし、質問すぐできないし駄目。

(4)勉強する相手

 1人でも良いが頭が良い友達がいるとベスト。

 教えてくれるだろうし。ただあんま質問するとウザがられる可能性もある。

 底辺同士でつるんで勉強は絶対に駄目。沼なだけ。

 

今やっている事が失敗なのだから変えないと良くならない

 

 

3)勉強時間、姿勢

やってない、やり方が分からない、ただ机に座ってるだけ、というのが私が考えるあなたの現状だ。今の状況だと1年だけではなく複数年留年もありうるので、最低でもこれはなんとかしておかないといけない。

(1)国家試験の過去問を解くだけになっていないか?

 単に解いて答えを覚えてるだけの単純作業に未来はない。

 今の時点で過去5年ぐらいの過去問を解いてないなら今年は絶望的。

(2)机に向かってダラダラしているだけはないか?

 もう時間がない。やらなければやられるだけだ。

(3)毎日の講義の復習?明日にしようは絶対に駄目。

 その先送り姿勢が現在の状況を招いている事は確かだ。

 最低でもさらっとは目を通す。

(4)必ず毎週最初に今週1週間の到達目標を立てる。

 まず1か月の到達目標を考える。

 後3か月ぐらいで完全に1度仕上がらなければいけない。

 時間にゆとりがある大学でも4か月

 9月、10月、11月、(12月)毎にそこで完全に仕上がるような到達目標を立てる。

 9月の到達目標を各週に分け、さらに毎日に分ける。

 そうすると自分がどれだけやるかが分かる。

 当然だが、自分の得点が取れてない科目から目を背けずにむしろ多めに配分。

(5)いつやるの?いまでしょ?

 放課後、最低でも教室、図書館が開放されている時間までは確実にやるべきだろう。

 土日もないと思った方がいい。

 

 

4)効率を追求

ここからはかなりの荒療治なので相当な無茶になる。

(1)殆ど出ていない過去問は捨て

 15年前に1回だけ出た問題が分からなくて延々悩んでも無意味。

 ここ5,6年の過去問に絞って集中的に勉強する。

(2)過去問の答えを覚える勉強はだめ 

 間違えた問題はマーカーでチェックしたりすると何回も間違えているのがわかる。

 間違えた問題の選択肢は全部チェックして解決する。

 正解した問題でも迷った選択肢はチェック→必ず解決。

(3)基礎系は最小限に

 基礎系は範囲が広いが問題数は少ない。

 当然必修落ちというリスクはあるが、今更3か月で何が出来る?

 臨床系に重点を置くべきだ。

(4)問題数が多い所をマスターしなければ点はとれない

 ①予防歯科(社会歯科):主にA領域

 ②口腔外科、病理、放射線のセット:主にC領域

 は問題数が相当多い。ここら辺が優先順位が高い所。

 ここら辺がまずクリアできないと点数はとれない。

 病理や放射線はやはり口腔外科とセットでマスターするべきだろう。

 また、B領域(保存小児矯正)はいつも基準点が高い。

 矯正などはある程度パターンなのでそこら辺はしっかりしておきたい。

(5)必修が解けない

 CBTの問題集をやる。同じAタイプで問題の難易度は優しいので必修対策チック。

 

 

終わりに

最低でも今までの何倍も勉強しないとやられる。

机に向かっている時間の事ではない。

集中して勉強している時間を何倍にもしなければいけない。

これをみて自分は無理、と思うなら迷わず休学か退学を勧める。それぐらいの無茶をあなたは要求している。

 

卒業や国家試験合格に奇跡など必要ない。

大事なのは努力。

毎日積み重ねる努力。

効率はあくまでわずかな近道にしかならない。

 

 

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