(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

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歯科医師の供給過剰に関する資料を読んで

 

頭が痛いデスね

つい最近Yahooトップに歯科医師の供給過剰問題についてバーンと出ちゃった。

それについては速報で書いた。

spee.hatenablog.com

 さてこのYahooの文章は以下のリンク先の検討会の資料を根拠として書かれている。

 

www.mhlw.go.jp

この中に色々資料があるわけだがとりあえず読んでみた。

 

これまでの考え方に基づく歯科医師数の需要推計

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/e.pdf

 

 需要に関して

まだ需要の推計に関してはよいと思う。

若い人の虫歯減って受療率低下、高齢者は逆に残っている歯が増えて受療率向上はわかる。

需要に関する資料

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供給に関して

問題はここから、歯科医師数と実際の実働数は大幅に違うと思う。

特に女性の場合、かなり解離している可能性があるだろう。

出産や育児等で歯科医師としてのキャリアを中断している、仕事量を大幅に制限している、またはやめてしまったという人は多いはずだ。

35-39際の女性歯科医師の75%が男性歯科医師の90%の仕事量となっているけど、自分の身の周りみても実情通りと思えない。

また、労働時間の男女比も最も多い1日8-9.9時間労働の所でのみ比較されている。

図をみるとあきらかに他の時間帯において女性の方が労働時間が少ないわけであり、女性の労働力を明らかに上方修正、即ち水増ししていると考えられる。

後、これ、患者数じゃなくて時間だからね。

お留守番的な役目でも時間はカウントされる。

 

 

また、高齢歯科医師についても、若い歯科医師と働いている時間は一緒なんで仕事量は同じって書いてるけど、これも????

医院開けてる時間とみてる患者数は違うでしょうが

70歳以上の人が毎日若い人と同じだけ患者みているか?

これに関しても供給を水増ししているんじゃないかと思わざるを得ない。

ただ、これに関しては引退していった際の影響も実情より大きく出るため、相殺されるのかもしれない。

 

供給に関する資料

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 需要供給のバランスを最後1日の患者数ベースで結論づけている。

保険診療メインの場合、1日の売り上げは患者数である程度決まる。逆に言うとこれぐらい患者数がいればなんとか生活できますよ、ということで患者数ベースになっている。

しかし、今までみてきた女性歯科医師の数、仕事量や高齢歯科医師の仕事量は明らかに水増しされており、それに基づき計算された供給量は正確な数字とは思えない。

なぜ、患者数ベースで供給を出さないのか?

だせないのか?それとも

出さずに適当に都合のいい数字だけで調整したんじゃないんですか!?

 

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確かに歯科医院数は飽和していると思う。しかし、その根拠になっているこの資料には強引な帳尻合わせとも思われる数字が多く、私は賛同できない。

多い!多い!って感覚的に言い続けてそれを後追いする資料作るのではなく、もっとブラッシュアップしてより実情にあったものを出して頂きたいと切に願う物である。

 

 

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ああ、後他の文章も読んでみたけど、結構言いたいこと一杯あったんでまた書くかもね。

例えば、

 

歯科大学として学生を大学から卒業させたということは、歯科医師国家試験の受験に耐えうる知識や技術等が十分に備わっていると判断したわけであり、卒業認定を行った大学の社会的責任は大きい

このWGでは国家試験に受かりそうにない学生は卒業させるな!との見解であると解釈できる。少なくても私は解釈した。

(実際は留年率が高いと文科省から怒られるわけだが・・・・)

 

 

今年はこれで最後。

ではでは。