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(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 コメントは承認制

第110回歯科医師国家試験 予想の検証

毎年やっているが、毎年かすりもしない予想。

その原因はおそらくだが、

①合格率固定だと思い込んでいた。

②もっと厳しく絞る傾向だと思い込んでいた。

という2つの思い込みによるものだと前回のエントリーから考えられた。

ただし、人数枠固定であってもいつその枠が変更されるかわからないのでこれまた予想は困難を極めると思われる・・・・。

 

卒業させる人数の鍵を握る私立大学歯学部と合格者を決める厚労省の思惑により数字は簡単に変わってしまうのだ。

まあ文句ばっかり言っていても仕方無いので、検証開始。

 

 

 毎年4月に行っている粗い予想

 第2回の模擬試験をもとに最予想

 110予想の変遷

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実は4月時に行った予想の方が12月に行った予想よりも近かったという残念な結果になってしまっている。

4月では現役私立を多めに設定したのが偶然近くなった原因である。実際には4月の段階での予想を遙かに下回る受験者数であり、大学側がこれ以上ない絞り方をした結果である。

国公立現役

1回目も2回目もほぼ実際の数を予想出来ている。ここに関しては安定しているため、来年も同じ予想でOKだろう。

私立現役

2回目の予想が1回目よりかなり精度が高くなっている。

模擬試験の受験者数からはじき出すのは間違ってはいないが、私立大学の学生の絞り方がさらに厳しくなったため、2回目の予想をさらに超える数が実際の数になった。

浪人

今回の敗因は浪人の数だろう。

浪人は1回目も2回目も同じ1134人と予想したが、実際は1194人。

これは私立が卒業保留者を多く出していたことに起因すると考えられる。

2回目で私立大学の現役の数が少なかった分、浪人を補正するべきだったとも考えられるが、これは結果論。

12月に参考にした模擬試験は浪人と考えられる団体での受験者数が500名ぐらいとかなり少なく浪人がまさか増えるなんて考えなかった。

合格者数

これに関しては合格率ベースで予想してしまっているので論外。

3年連続で63%台ということで、今回もそれぐらいだろうと予想してしまった。

実際は大体2000人枠を4年連続で維持したということになったわけで、4年目になってやっと気付いたわけだ。あー、完全に騙されていた。

まあ、来年から出題基準が大幅に変わるので今年が救済年だったという考えも微妙にはあるわけだが・・・。

 

予備校の模擬試験のデータとの比較

入手した受験者数

麻布

1回目 3205人

2回目 3054人

3回目 2965人

DES

1回目 受験人数3313人 採点人数3072人

2回目 受験人数2898人 採点人数2603人

3回目 受験人数3165人 採点人数2597人

おそらく受験人数というのは申込者数の事かな?

採点人数が実際の受験者数だろう。

 

今まで最も精度が高かったのは第3回目の模擬試験だった。

第3回目の模擬試験は国家試験直前1,2か月で行われるため、国試を受験する人達の多くが受験するから人数が近い、はずだった。

しかし、今回は第3回目の模擬試験は麻布2965名、DES2597名であり相当な解離が認められる。

誰が受験して誰が受験しなかったのかもうよくわからないレベルである。

これからするともう第3回目の模擬試験の受験者数が実際の受験者数に最も近いとはとても言えない。

まだ麻布の方が安定感あるかな、と思う。

DESは模擬試験が進む毎に実際の受験者数の減り方が激しすぎる。

難易度の問題だろうか?最初から難しすぎるのではないか?

DESは難しすぎて・・・・という声をよく聞いた。

最終的に国試の難易度はDESの方が近かったという意見が多かったが、ここまで受験者数が減るのは問題があると思う。

 

今後も検討していくべきだが、第3回の模擬試験受験者数がリニアに実際の国試受験者数に直結することは今回はなかった。

今回はこっちの予想の方がより近い数字を出している。

というか第3回の模擬試験うけずに実際の国試受けて落ちた人はどれぐらいの割合なんだろうか・・・。ちょっと舐めすぎなんじゃないですかね?

 

終わりに

やればやるほど混迷を深める予想。

まったく当たらない精度。

それでも来年もやるのだ!

いつか当たる!かも!

ちなみに来年は大幅に出題基準、形式がかわるためいきなり合格者数も弄らんだろうと思っている。

据え置きで今の所1950~1980人ぐらいの予想。

 

私立歯学部の新6年生へ

もう国試まで11か月を切り10か月に近づきつつある。

東京歯科、昭和以外の学生達に強くいっておきたいと思う。

下手をすると10月ぐらいには留年が決まるかもしれない。

休学を勧められるかもしれない。

君達のなかで実際国家試験を受験できるのは6割しかいない。

大学によっては4割、いや3割だ!

もうとっくに生き残りをかけた戦いは始まっている。

この戦いに後方一気の追い込み作戦は通用しない。

時間制限があるマラソンのように、途中途中のチェックポイントで後ろはドンドン切られていく。

そう、逃げ切り以外に勝つ道はないのだ。

人より一瞬でも早く始めるのが勝つ秘訣なのだ。

春休みを満喫?

そんなんしてる場合かよ?

はやく1学期の準備をするんだ。

 

最近思った事

今から書くことは傲慢に受け止められるかもしれないが、本人としてはそういう気持ちはないことは予め記載しておく。

 

大学側は国試の結果を受けて研修会とか会議とかやるところもあると思う。

しかし、この会議において

CBTと国試の成績はやはり相関している!

とか言ってる所はやはり駄目だと思う。

その成績を細かく解析するならまだしもそれでCBTと国試の話が終わっちゃうとすれば、これはCBT時点での成績はもう卒業まで挽回できないということを示しているだけである。

それを言われた教官達はCBTが終わった5,6年の成績が悪い層に対してどういった指導をすればいいのだろうか?もう指導は諦めて見捨てろということだろうか?

こういう時に何をすればいいのか明確な指針を示さない研修会ほど無意味な物はないだろう。

 

もっと重要な点は4、5年当時にCBT以外にちゃんと学生を評価できるテストをやっていない可能性である。

通常のテストで下駄を履かせまくったり温情をかけたりしてるから正当な評価ができなくなっているんじゃないですか?と思ってしまう。

こういった大学の特徴として、受験生全員の国試の解答を収集しておらず詳細なデータを解析できないとか、厚労省から送られてきた成績の通知をしっかり回収していないとか、本当はしておかないといけない事をやっていない可能性がある。

たいしたデータもなく解決策も示さない、単に傷のなめ合い、上層部が言い訳をする研修会、会議、ワークショップ程意味の無いものはなく、下の人間達は来年も同じ運命になる事を予見するだけなのである。

 

 参考資料

 

 

 

 

 

ピンピンコロリで逝くためにはかかりつけ歯科をもつのがいいらしい。

患者さんに説明するときに是非この本を!