(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

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どの歯学部がお得なのか?賢い選択とは? 平成30年度入学版

 

文科省からデータが発表されたのでやっと計算することが出来るようになった。

 

このブログで何度も書いていることだが、最近では特に私立歯科大学は格差の拡大が著しい。

国家試験合格率が低い底辺は学費を下げて競争力を維持しようとしているところもある。

また、国家試験合格率の回復にいたり、値下げした学費をここに来て値上げした大学もある。

学費も下げず、国試の合格率も低迷している大学もある。

状況は絶えず変化しており、5年前の状況認識はもう使用できない。

 

学費や国試の合格率からトータルに判断しようと試みたのが3年前。

 


それから毎年同じ尺度で評価している。

 

  

 

採用しているお得度指数

6年総額の学費(教材費のぞく)/6年ストレート合格率

6年ストレート合格率=1回もドロップすることなく6年間で歯科医師国家試験に合格した人数の割合

 

数字が小さいほどお得という指標である

指数を下げるためには学費をさげるか6年ストレート合格率を上げる必要がある。

この指標が大きい、ということは留年休学国試浪人等で当初の見込みよりも遙かに学費がかかる可能性が高いことを示唆する。

特待生等で入学した場合はまた異なるので注意して欲しい。

あくまで1つの指標なので参考程度にしておいていただきたい。 

 

 

国公立大学

ためしに国公立大学でやってみよう。

国公立大学の6年総額学費 約350万円

110回国家試験の国公立大学の6年ストレート合格率=451/644×100=70.0%

お得度指数=350/0.700=500

国公立大学のお得度指数は500 

 

私立歯科大学

 

北海道医療大学

学費:6年総合 2460万+教材費180万円程度

H29年度6年ストレート合格率:21/41(51.2%) 

 

岩手医科大学

学費:6年総合 2800万+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:20/52(38.5%)

 

奥羽大学

学費:6年総合 2150万+教材費200万

H29年度6年ストレート合格率:8/24(33.3%)

 

日本歯科大学新潟生命歯学部

学費:6年総合 3138万円+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:16/49(32.7%)

 

明海大学

学費:6年総合 1931万+教材費150万

H29年度6年ストレート合格率:45/127(35.4%)

 

東京歯科大学

学費:6年総合 3214万円+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:84/128(65.6%)

 

日本歯科大学生命歯学部

学費:6年総合 3141万円+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:57/122(46.7%)

 

昭和大学

学費:6年総合 2450万円+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:57/86(66.3%)

 

日本大学松戸歯学部

学費:6年総合 6年総合 2940万+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:34/90(37.8%)

 

日本大学

学費:6年総合 3180万+教材費115万

H29年度6年ストレート合格率:62/128(48.4%)

 

鶴見大学

学費:6年総合 2790万+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:17/97(17.5%)

 

神奈川歯科大学

学費:6年総合 2700万+教材費150万程度?

H29年度6年ストレート合格率:23/63(36.5%)

 

松本歯科大学

学費:6年総合 2736万+教材費200万(前年度から大幅アップ) 

H28年度6年ストレート合格率:24/45 53.3%

 

朝日大学

学費:6年総合 1918万+教材費?

H28年度6年ストレート合格率:35/131 26.7%

 

愛知学院大学

学費:6年総合 2874万+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:56/121 46.3%

 

大阪歯科大学

学費:6年総合 3230万+教材費?

H29年度6年ストレート合格率:66/128(51.6%)

 

福岡歯科大学

学費:6年総合 2725万+教材費140万弱

H29年度6年ストレート合格率:23/92 25.0%

 

 

ランキング

学費高いぞランキング

大阪歯科大学       3230万+教材費?

東京歯科大学       3214万+教材費?

日本大学         3180万+教材費115万

日本歯科大学(新潟、東京)  3141万+教材費?

 

学費安いぞランキング

朝日大学    1918万+教材費?

明海大学    1930万+教材費150万

奥羽大学    2150万+教材費215万

北海道医療大学 2460万+教材費180万

昭和大学    2485万+教材費?

 

6年で歯医者になれるぞーランキング

昭和大学    66.3%

東京歯科大学  65.6%

松本歯科大学  53.3%

大阪歯科大学  51.6%

北海道医療大学 51.2%

 

国公立でも50%台の大学がある中で昭和、東歯はかなり優秀だが、東歯が今年かなり数字を下げたのが気になる所である。

 

6年で歯医者になれる気がしないランキング

鶴見大学     17.5%

福岡歯科大学   25%

朝日大学     26.7%

日本歯科大学新潟 32.7%

奥羽大学     33.3%

 

ここら辺の大学を選ぶのはかなりハイリスクであると言わざるを得ない。6年で歯科医師になること自体がエリート層、まだスタートラインなのにね・・・。 

 

お得度指数

さて、そろそろ発表してみたいと思うが、まず去年の順位のおさらいをしてみよう。

去年は昭和大学がV2を達成。

なんと松本が2位に大躍進!

鶴見が20000ポイントという前人未踏の数字を弾き出して2年連続最下位となった。

6年ストレート合格率10%台ではもう勝負にならなかったわけだが、16位に2倍ほどの大差で孤高の存在となった。

 

H29年度入学版(109)の順位

()内は2年前の順位

1位   3938ポイント  昭和大学(1)→ 

2位   4213ポイント  松本歯科大学(15)↑

3位   4331ポイント  東京歯科大学(2)↓

4位   4972ポイント  愛知学院大学(3)↓

5位   5899ポイント  日本大学(5)→

6位   6250ポイント  奥羽大学(6)→

7位   6327ポイント  明海大学(8)↑

8位   6584ポイント  日本歯科大学(7)↓

9位   7265ポイント  朝日大学(9)→

10位 7803ポイント  福岡歯科大学(4)↓

11位 7911ポイント  日本歯科新潟(14)↑

12位 8115ポイント  大阪歯科大学(10)↓

13位 8206ポイント  神奈川歯科大学(16)↑

14位 8424ポイント  北海道医療大学(11)↓

15位 9225ポイント  岩手医科大学(13)↓

16位 11902ポイント 日本大学松戸(12)↓

17位 21136ポイント 鶴見大学(17)→

 

 

さて、今年はどうだったかというと・・・・

 

いきますよ!

 

 

H30年度入学版(110)の順位

()内は前回の順位

1位   3748ポイント  昭和大学(1)→ 

2位   4804ポイント  北海道医療大学(14)↑ 

3位   4899ポイント  東京歯科大学(3)→

4位   5133ポイント  松本歯科大学(2)↓

5位   5451ポイント  明海大学(7)↑

6位   6207ポイント  愛知学院大学(4)↓

7位   6259ポイント  大阪歯科大学(12)↑

8位   6456ポイント  奥羽大学(6)↓

9位   6570ポイント  日本大学(5)↓

10位 6725ポイント  日本歯科大学(8)↓

11位 7183ポイント  朝日大学(9)↓

12位 7272ポイント  岩手医科大学(15)↑

13位 7397ポイント  神奈川歯科大学(13)→

14位 7777ポイント  日本大学松戸(16)↑

15位 9605ポイント  日本歯科新潟(11)↓

16位 10800ポイント 福岡歯科大学(10)↓

17位 15942ポイント 鶴見大学(17)→

 

昭和が安定のV3 学費安くてストレート合格率私立トップなんで独走といってよい。

なんと2位が北海道医療大学となった。だいぶ乱高下しているのでこれだけで入学を決めたりしない方がいいと思う。

大幅に上がった新しい学費で計算したのに4位に入っている松本。これはもう本物と言わざるを得ないだろう。

東京歯科は安定の上位。その他の御三家である日大や日本歯科はじりじりと順位を下げている。格と立地条件で学費を下げるとは思えないがどんどんお得ではなくなっているので注意しよう。

明海や奥羽、朝日は学費は安いが6年で歯科医師になれる確率は本当に低い。ギャンブルである事を理解するべきである。

15位以降はポイントが相当離れてしまっており、最初に予定した学費を大幅に超過する可能性が結構ある。

福岡歯科大学、5年前は考えられないほどの凋落ぶりである。最初はトップ5にいたんだよ・・・。

鶴見大学はもう定位置といっていい最下位3連覇。6年ストレート合格率2年連続10%台ではもう勝負にならない。残念ながら大幅な1年生の定員割れも当然だろう。

 

終わりに

今回でこの計算も4年連続になった。だいぶデータが集積されてきたと思う。

下克上を達成しつつある大学、明らかに凋落しつつある大学など色々あって興味深い。

しかし、下克上をなしえてもそれを長年維持できなければ意味がない。

 

落ちるのは簡単だが、上がるのは並大抵の事ではない。上がってから維持することも難しい。

すでに底辺であえいでいる大学の今後はいかに・・・・。

 

受験生またはその父兄の方々

安定した大学を選ぶか、ハイリスクハイリターンな大学を選ぶか、それ以外を選ぶか,

判断の一助として頂ければ幸いです。

今の底辺私立大学にギリギリ入学した場合、卒業どころか進級すら危ない。多留して結局卒業すら出来ず人生を狂わせるぐらいなら、歯学部に行かない、という決断をすることも重要だと思う。

 

twitterやってます。

 

追記(2017/11/12)

この指数、単位は円ですよね?という指摘をメールで頂いた。

確かにこの指数、単位は万円である。

ただ、勘違いしてほしくないのは、

10000ポイントを越える大学に入ればかかる学費の期待値が1億を超えるのか?といったらそうではない、ということだ。

定員100名で6年総額2500万の大学においてストレート合格率がが20%とした場合、12500ポイントになる。100名中20名が合格した計算となる。

2500×100/20

ということになるわけだが、250000万円は100名の学生が全員6年生まで上がってきた場合に大学に支払う学費の総計となる。その中で20名しか受からなかったわけなので、12500万円つまり1億2500万円は、6年ストレート合格者1名を出すためにその学年全体が負担する学費、という意味合いになると考えられる。

勿論、多留する人もいるだろうし、1,2年で辞める学生もいるだろうからこの数字にピタリと収まるわけではない。おそらくこの数字よりは少なくなると予想している。

1位の大学と17位の大学では4倍ぐらい差がある。つまり6年ストレート合格者1名を出すために学生(父兄)が払う学費は、17位の大学は1位の大学の4倍かかっている、ということになる。おそらく1位の大学と17位の大学では留年率が相当違うので、実際はもっと差は開くと考えられる。

 

参照