(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

第115回歯科医師国家試験の日程発表

 

毎年この時期

厚労省から来年行われる第115回歯科医師国家試験の日程が発表された。

毎年7月頭に発表が行われている。

詳細は以下を参照して頂きたい。


来年の試験日は

令和4年1月29日(土)、1月30日(日)

となった。

2年連続で1月最終週となった。今後も1月最終週か2月の最初の週の週末というのは変わらずに施行されていくだろう。

 

合格発表日

令和4年3月16日(水)14:00

である。

3月16日固定になったのかな?今週は水曜日となった。

 

出題基準

第115回は本来なら出題基準が変更された初年度にあたるのだが、特例的な措置で第111回から続く出題基準がそのまま適応されることとなっている。

第116回からは変更が予告されているので、従来の出題基準で行われる最後の学年と言うことになる。 

 

色々な期限について

出願締め切りが11月30日(消印有効)

卒業見込みに関する証明が令和4年3月10日午後2時である。

これは大体毎年同じであり、このデッドラインの境目で色々な行事がある大学が存在する。

 

出願前に学生数を絞りたい大学は11月30日までに一度全ての卒業試験を終了し、留年者を決定する。そのためこういった大学での最下層の6年生の寿命はすでに残り5か月を切っている。

大体こういった学生は自分の立ち位置を客観的に評価できないので、今これを読んだとしても自分の事を指摘されていることには気付かない。落ちて初めて気づくのである。

 

また。3月10日は卒業保留のデッドラインとして使用される。

3月10日以降に卒業判定を出せば、それまでに卒業証明ができないので、その学生は卒業できるが国試は受験できず浪人する事となる。

おそらく複数の大学で今年もそういった学生が出るだろう。

 

コロナ対策について

 第114回で厚労省が定めたルールが以下のブログに記載されている。

おそらく今回も似たような感じになるのではないかと思われるが、今年はすでにワクチン接種が進んでいるので、ワクチン接種済みの学生に関するルールが新規に作成されると思われる。 

第116回からは特別な場合を除いて受験にワクチン接種がマストになってもおかしくはないとは思うが、一応ワクチン接種は強制ではないという姿勢なので厚労省がどうルールを作成するかはよくわからない。

どちらにせよ、ワクチン打っていても感染する可能性はあるので、国試前3週間ぐらいは外界との接触をできるだけ遮断する事が好ましいだろう。

 

出題委員

115回の出題委員は以下の通りである。

去年副委員長だった斉藤隆史先生が委員長に就任し、副委員長には林先生が就任した。

113回委員長 朝田先生

114回委員長 中村先生

115回委員長 斉藤先生

と毎年副委員長が委員長に交代する1年持ち回りで運用されており、来年は林先生が委員長に就任することはほぼ間違いない。 

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新規選出委員

黄色でマーカーしてある先生が今回新規で選ばれた出題委員である。

 

1)有坂博史 先生

 神奈川大学 麻酔

2)鵜澤成一 先生

 大阪大学 口腔外科

3)江草 宏 先生

 東北大学 分子再生歯科補綴学

4)川戸貴行 先生

 日本大学 衛生学講座

5)岸 光男 先生

 岩手医科大学 予防歯科

6)黒岩昭弘 先生

 松本歯科 歯科理工学

7)越野 寿 先生

 北海道医療大学 咬合再建補綴学

8)齋藤 功 先生

 新潟大学 歯科矯正

9)柴 秀樹 先生

 広島大学 歯髄生物学

10)竹島 浩 先生

 明海大学 高齢者歯科(だが専門は口腔外科の模様)

11)友成 博 先生

 鶴見大学 歯科矯正

12)永易裕樹 先生

 北海道医療大学 顎顔面口腔外科

13)三浦雅彦 先生

 東京医科歯科大学 口腔放射線腫瘍学

 

去年、一昨年と20人を超える交代が行われたが今年はやや少なめの交代となっている。

 

注目分野

注目するべき分野として、衛生、社会歯科を挙げたい。

今回、川戸先生と岸先生と2名入ったので、傾向が変わりそうな感じがある。

特に岸先生はDESの講師を長く勤めてきた言わばプロであり、国家試験の問題を知り尽くした存在である。問題の質の向上が期待できそうだ。

 

また、矯正に関しても2人交代したので傾向が変わる可能性がありそう。タクソノミーを上げるという方向性は変わりは無いと思うので、ある程度難しい問題が今度も出ることは間違いないと思う。

 

越野先生はインプラント系の問題を出せる先生だと思うので、今年はインプラントの問題が少し増える可能性はありそうだ。

 

大学別

 第115回の出題委員の大学別の結果だが、東京歯科大学と奥羽大学のみ出題委員がいない状況である。 

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国試漏洩の前科がある奥羽はずっと外されていたと記憶しているが、東京歯科は2年連続で出題委員が0という事になる。

東京歯科は私立ではずば抜けた国家試験の合格率を誇るが、その裏で国家試験漏洩とか色々と言われてきた。ちょっと考えれば、メリットよりも遙かにデメリットが大きい事がわかると思うのだが、どうしても地頭と教育システムで負けた、と認めたくない人がいるらしい。

出題委員0だった今年の国家試験においても東京歯科は圧倒的な合格率だった。

出題委員の数で国家試験の合格率が決まるというなら、日大松戸と鶴見と神奈川は東京歯科よりも上にいかないとおかしいと思うぞ。

 

今回で終わりの予定の先生

出題委員はMAXで4年のはずであり、今回で4年となる先生が結構多い。青でマーカーした人になるが12名もいる。つまり、来年はこの12名+委員長の13名とプラスアルファが交代することになる。

今年よりも多い人数がチェンジとなるだろう。

4年間出題委員を行ってきた先生が多く抜けると言うことは第116回からは問題の出題傾向が大きく変わる可能性もある。

第116回からは出題基準も変わるわけで、より115回で合格する事が重要になったと考える事もできるのではないかと思う。

特に多浪生は出題基準が変わると合格率ががた落ちになる事が多いので、今年は頑張って欲しいと思う。

 

受験者の検討を祈る

 

 

参考資料

114回歯科医師国家試験の出題委員(新規が赤線)

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114出題委員