(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 仕事多忙で更新遅延

底辺私立歯科大学で5年生で留年してしまったら

お題を頂きました

5年生で留年してしまった方から、アドバイスが欲しい、というコメントが来た。

①5年で留年

②本人曰く底辺私立

③親は非医療系

④親と相談して次の1年頑張る事になった

なかなかヒントが薄くて厳しい。

大学もどこかわからないし。

退学した方がいいでしょうか?って書いてあるが、

この情報で辞めろとかとても言えないよね?

 

底辺私立の5年生とは・・・・

ひと言で底辺私立と言っても各大学でそれぞれ教育は違う。

大学も不明な状況では的確なアドバイスは難しい。

共通すると思われる箇所は

①CBTは4年で終了。OSCEは5年のところもあり?

②臨床実習メイン

③隣接医学等の講義がある

④6年生への進級試験がある(ところが多いはず)

⑤6年生はほぼ1年座学で国試対策

という感じ?

私も全てを知っているわけではないので例外はあるだろうが、大体共通するのではないかと思う。

 

 

資料をみてみる

以下に文科省が開示しているH29年度のデータを示す。

 

この表は理解するのが難しい。

一番下に1度でも留年・休学を経験した者の割合、と書いてある。

4年生の留年・休学者の割合というのは

1~3年時にどこかで留年・休学した4年生+4年生をお替わり中+4年生を休学中

5年生の留年・休学者の割合も同様

1~4年時にどこかで留年・休学した5年生+5年生をお替わり中+5年生を休学中

であると考えられる。

 

  

f:id:spee:20180315201802j:plain

3年間をまとめてみた

1年ではよくわからないから過去3年分のデータをまとめてみた。

上位校といえないところにマーカーをひいてある。

f:id:spee:20180315205239j:plain

もう1つ表を追加する。

平成28年度の4-3年は平成28年の4年と平成27年の3年の学年の留年・休学率との差をみたものである。

各学年の進級時にどれだけ留年・休学率が変動したか、を表す。

%を足し引きするのは本当はやりたくないが、それしか検討できないので仕方無く実施。

f:id:spee:20180316055815j:plain

4年-3年

3年生が4年生に上がった時の留年・休学率の変動

(元々の留年、休学率)+(1個上の4年生が留年して合流分)-(3年時で留年・休学して離脱)-(3年時で退学して離脱)

と考えられる。

5年ー4年、6年ー5年も同様だろう。

つまり

4年-3年で大幅にプラス%の大学は1個上の4年生で大量に留年して合流した可能性が高い

ということになる。

 

実際、データをみてみると

①4年ー3年は大幅な留年・休学率の上昇を認める大学は少なかった

②5年-4年は留年・休学率の低下を認める大学が多かった。 

③全ての大学で6年ー5年の数字は大きかった。

とまとめる事ができるだろう。

 

これから推定できることは

1)やはりCBTは関門

5年-4年がマイナスになるということは4年時で留年、休学、退学した数が相当あるということになる。

しかも1度留年休学した事がある学生が減少する可能性が高い、ということだろう。

4年ー3年が大幅にプラスになっている大学では、1個上の4年生がCBTにひっかかって大量に留年してきた可能性が高いわけで、それはそれでCBTはやはり厳しい、ということになる。

100人学生がいる大学では10%になれば10名変動、それ以上ならもっと多くなるわけで、人数にすると結構変動があることに注意してほしい。

 

2)5年で落ちるかどうかはよくわからない

5年生の変動は5年-4年、6年-5年でみることになるが、おそらく4年のCBTと6年の卒業留年等の影響が大きすぎて数字がよくわからない。

5年生は臨床実習の時期であり、以前からあまり留年させない学年。

留年させると再度臨床実習となり患者配当などの問題が発生するからである。

ただし、最近は6年生があまりにも溜まりすぎるのはよくない、ということで留年を6年生のみに集中させずにもっと下の学年からドンドン適応するようになっている。

以前は臨床実習さえ終わればほぼ6年に上がれたのが、5年の最後に結構厳しめの試験を設定する大学が多くなったと聞く。

大学によってスルーで6年に上がれるところもあるのかもしれないが、今回の依頼者は5年で実際留年しているわけなんで、厳しめの試験があるところ、と勝手に想像してみたいと思う。

 

3)6年生での留年・休学率は異常なレベル

6年時での留年・休学経験者の割合が40%以上の大学が結構あるのがわかるように、卒業を絞る事により国試の合格率を上げようとしているのがわかる。

底辺では6年生だけで50%以上脱落する大学もある。

卒業できず退学や卒業見込みが立たないので休学してしまう学生もいるだろう。

底辺私立の6年生はそれだけ過酷である。

 

 4)ここ3年で4,5年生の留年生の割合が減っている大学が多い

なんかちらっとみてると平成27年より平成29年の方が留年・休学率が下がっている感じがする。

各大学の留年基準が甘くなった、と考えるのは単純すぎるだろう。

退学が多くなった、ということなのではないか、という可能性も考慮すべきである。

 

話を戻してみる

さて、対象者は5年で留年した、とのこと。

おそらく臨床実習もう1回ということになるのかな?

5年生はあまり留年するところではない。

しかし、留年してしまった。

そしてその後6年では遙かに次元が違う地獄が待っている。

 

まず1つ大前提

来年度6年に進級できなければ退学したほうがよいと思う

このブログの最初ともう矛盾した事いってるわけだが、最初とはもう考えが変わった。 

 

5年で2回も留年する人は6年生ですんなりと卒業できるとは思えない。

潔く退学をおすすめしたい。

 

もし、6年生に上がれたとしても今までより遙かに修羅の道 6年生が待っている。

5→6→国試とストレートに上がるのをイメージしないといけない。

世の中勢いで押し通す事も重要。

 

あなたは

今までやるべき事をやるべき時期にしっかりやってきただろうか?

問題があったとしてもその場のノリだけで解決しようとしてこなかったか?

また、問題を先送りしなかっただろうか?

講義にちゃんと出席してきただろうか?

テスト直前以外にちゃんと勉強してきただろうか?

本試は最初から捨ててきたのではないだろうか?

試験対策ではなく、教科書をちゃんと読んだ事があるだろうか?

講義や実習が終わってからの時間を勉強にあててきただろうか?

土日は寝て終わりとか遊んで終わりとかではないだろうか?

乱れた生活をしていないか?

 

これが全部該当しない人は留年しないだろう。

他にも原因が思い浮かぶ?

当然だろう。

今のポジションは最底辺なんだから。

 

「今から死ぬ気で頑張ります。」

口で言うのは容易。

周りがあなたを見る目が変わる、ぐらいでなければ駄目なんですよ?

 

できますか?

 

できないと思ったら退学でもいいと思います。

 

 

それでもやるなら 

 

乱れてませんか?乱れてるなら

0)生活をまず規則正しい生活にしてください。

毎夜2,3時まで起きてゲームやったりSNSやったりとかはもうやめましょう。

朝早く起きて日付変更ぐらいに寝る。

1限遅刻しないの!

 

ここからのアドバイスは私個人の主観が大きく入る。

異論がある、もっと違うやり方がある、という方も多いと思う。

そういう方はコメント欄に是非意見、アドバイスを書いて頂きたい。 

 

1)講義、臨床実習を真面目にやる

底辺層は臨床実習をダラダラとミニマムギリギリで抜けきろうとする。

レポートも低クオリティで自分が実際治療するのを全くイメージしていない。

最近の国家試験では手順や使用する器材等の問題など、臨床実習で実際どれだけ治療をしてきたか、またはそれをイメージした実習ができたか、を重要視している。

留年した→もう1度臨床実習をやれるチャンスが出来た。

今回はギリギリで抜ける、なんてことがないように積極的に実習を行って頂きたい。

6年生になってもっとやっておけばよかった、なんて後の祭り。

 

後は講義。

隣接医学なんてだりーし、関係ねーし、サボっちゃおう。

その積み重ねが今の状況を招いていることにいい加減気づいて頂きたい。

今までもそうやって講義をサボって、サボってない成績優秀層といつの間にか天と地ほどの差が生まれたのではないだろうか?

意識を180度変えるべきだ。

サボってなくても内職やスマホでは駄目駄目だからね。

 

2)実習が終わってからもどこかで必ず自習する

 当然だがレポートやその他ミニマムな事が終わってから、さらに勉強するべきだ。

今日実習した治療内容、次回の治療内容、技工操作などを教科書を読む。関連した国試の問題がでているのかどうかを調べる・・・・等々

勉強する事は腐るほどあるんじゃないだろうか。

最後方にいるんだから、人がやっているのと同じ事をしていても前には出られない。

当然だが、人より何かやらないといけない。

自分の家ではついつい遊んでしまう、というなら大学の図書館等を利用すべきだろう。

 

3)わからない事をそのままにしない

あー、わからない、まあそのうちなんとかなるだろう・・・。

その思考が1番駄目。

そのうち、何がわからなかったかを忘れてしまう。

解らない事はノートに書き留めるなりして、直後に調べる習慣をつけて欲しい。

調べるのは、まず教科書にするべき。

適当な学生が作った資料や予備校のテキストとかは避けて欲しい。

学生が作った資料は真偽やクオリティに問題がある可能性がある。

予備校のテキストはブラッシュアップされすぎてて何故そうなるか、そうしなくてはいけないかがよくわからない事が多い。

6年生じゃないからね、まだ基本から勉強できるよ!!!

 

4)留年生のみでつるまない

留年生のみでつるんでるグループはどこの大学でもよく見る光景だろう。

では彼らの成績は・・・というと残念な場合が殆ど。

自分が抜け出ようとしているのを支えてくれる、というよりも沼にもう一度引き込もうとするイメージが私にはあるが、いかがな物だろうか?

 

5)何でも物に頼らない

あの本がいい!、あれがいい!とか言われるとすぐに乗っかる。

勿論本にも良書と言われる物とそうでないものがある。

ただ、良書と言われる参考書を使えば誰でも合格するだろうか?

大事なのは手段や物にこだわる事じゃなくて自分が如何にマスターするか、だよね。

それでいて、結果が出ないと手段や物のせいにする。

結果が出ないのは自分のせいなんだよ?

ここに質問する人の多くは参考書は〇〇がいいでしょうか?と書いてくる

違うんだよ。

国試受かった人全員が共通で使った参考書なんてないんだよ。

 

6)相談できる教官を作る

成績不良者にとって教官は鬼に見える事の方が多いのかもしれない。

しかし、自分では自分を客観的に評価することは難しい。

自分の成績を把握していて相談に乗ってくれる人、がいるといいよね・・・。

 

最後に

色々書いてたらとりとめのない文章になってしまったような感じで申し訳ない。

後、状況があまりわからないので抽象的なアドバイスしかできない。

 

最後に念を押したい。

 

自分が変わらなければ

他人の自分に対する扱いは良くならない

 

退学するなら次の道での成功を、

続けるのなら進級できるようにお祈りしております。

 

同じ様に成績不良だったところから卒業、国試!という体験をされた方

歯学部をやめて別の道に進まれた方

のコメント、アドバイス等お待ちしております。