(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

底辺を決めてやろうじゃないか 2020年ver

 

 

 

4年ぶり

2016年に底辺を決めてやろうじゃないかとうブログを書いた。

これはあんた底辺底辺いうけど、実際底辺はどの大学か明確に決めてないやんか、というコメントを頂いた事により2016年当時の私立歯学部の底辺を決めようと試みたものである。

結果として17校中7校を底辺と認定した。

まあ、謎の勢いで書いてしまった。

 

そして時は流れた。

毎年のように続編を書いて欲しい、という要望を頂いた。

しかし、そこまで書く気は起きなかった。

1個人のブロガーである私ごときが底辺を決めるなどおこがましいし、傲慢で少し後ろめたかったからである。

 

しかし、今年はふとそういう気持ちになってきた。

前回の底辺をきめてやろうじゃないか、のデータは過去3年間で決めており、4年経った今、新たな底辺を決定する時期ではないかと思うようになったのである。

おこがましいとかそういうのは超越して、多角的に大学の状況をみてみたいという衝動に駆られてしまい、勢いとは恐ろしい物で2時間弱で書いてしまった。

 

何段階に分類するか

前回と同じ以下の4段階に設定した。

 

S:国公立に匹敵するレベル

A:私立大学の中では上位レベル

B:私立大学のなかでは中位だがCに落ちる危険性もあるレベル

C:底辺私立大学

 

これを変更してしまうと前回と比較が難しいので、ここは固定する。 

何をパラメーターとするか

1~3は前回と同じパラメーターを用いた。

4に関しては前回は留年休学者率を用いたが、これは最終的に6年ストレート合格率に反映されるデータである。また、留年休学者だと卒業保留者数を評価できない。

偽装度は表の合格率ー闇の合格率であり、どれだけ大学が表の合格率を偽装しているかを評価する物である。6年ストレート合格率にリンクする所があるが、卒業保留者数、大学としての姿勢を評価する意味で今回パラメーターとして採用することとした。

しかし、偽装度だけでは、合格率自体の高低が評価できない事から、

闇の合格率ー偽装度

つまり表の合格率から偽装度をひいて1度闇の合格率に換算した後にさらに偽装度をひくという数式を設定し、元々の合格率の高さを評価できるように苦肉の策で調整した。 

 

1.偏差値(河合塾)

 私立歯学部の偏差値は全体的に下降している。

2.入試競争倍率(過去3年分)

 ランクが高い大学は入りにくいはずだし

 底辺は当然入りやすいはず・・・・だよね?

3.6年ストレート合格率(過去3年分)

 文科省が発表しているデータであり、ある程度信用に足るものであるとして採用。

 長期経過を数字として評価できるDMにおけるHbA1cみたいな指標と理解

4.闇ー偽装度(過去3年分)

 表の合格率と闇の合格率の差が偽装度である。

 国試合格率を激しく偽装する大学が上位校であるわけがないし、あってはならない。

  

 

偏差値

偏差値は2020/9/26時点での河合塾のデータを使用している。

以下に結果を示す。 

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今年の国公立のボーダーなどをみていると国公立歯学部の入試難易度も低下してきているように思われるが、それ以上に私立の偏差値や受験者数の落ち込みが激しい。

前回は偏差値57.5の昭和を唯一Sとしたが、昭和の偏差値が55に下がってしまい、国公立と匹敵するレベルの大学は1校もなくなったと判断した。

そのため、偏差値55.0、52.5の4つの大学をA、偏差値42.5~50.の大学をB、偏差値40以下をCランクとした。

あくまで私立大学内の相対評価であるため、前回と切り方が異なるのはご了承いただきたい。

しかし、偏差値42.5をBにしないと半分以上がCになってしまう現状は厳しい。

 

入試競争倍率

過去3年の入試競争倍率を以下に示す。

各年別に1位から17位まで順位をつけ、それぞれ1ポイントから17ポイントを与え、それを3年分足したのがポイントと順位になる。

つまり、ポイントは少なければ少ないほど優秀と言うことになる。

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入試競争倍率

トップは4ポイントの昭和。2020は学費アップの影響で受験者数がかなり減ったため2位になったが、後の2年は1位で堂々トップ。

2位は東京歯科大学でこの2校がポイント的にブッチぎりなためSランク。

日本歯科と大阪歯科はコンスタントに3倍以上の競争率を維持しているためAランク。

他の2倍、3倍あたりの大学をBランク、倍率が3年連続1倍台の大学は有無を言わせずCランクとした。

というか倍率1倍台の大学が多すぎると思う。

 

 6年ストレート合格率

6年ストレート合格率の結果を以下に示す。集計の仕方は入試競走倍率と同様である。

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6年ストレート合格率

飛び抜けている東京歯科と昭和がSランク

その他、北海道医療大学、岩手、日本歯科、日大、大阪歯科がストレート合格率40~50%維持を維持しておりAランク。

それよりも落ちるが、なんとか40%を維持している明海、愛知、朝日をBランク。

40%を下回る年がある残りの大学をCランクとした。

ちゃんとしている大学が6年ストレート合格率20%台などあるわけがないのである。

 

闇ー偽装度

闇-偽装度の結果を以下に示す。ポイント、順位の付け方は同様である。

この順位が悪いほど、偽装が酷いのに合格率も悪いという大学という事になる。

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闇-偽装度

ここでも圧倒的に飛び抜けている昭和と東京歯科をSランク。

次点が日大でここからをAランクとすることにした。他の大学はかなり値が低く、岩手と愛知学院の3校でAランクは終わってしまった。

北海道医療大学、奥羽、松本、福岡がBランク

その他の大学をCランクとしたが、神奈川、大阪歯科、福岡歯科なんか合格率がマイナスになった年があり、偽装しすぎか、偽装したわりに合格率もとれてない、というとても上位校ではあってはならない醜態をさらしている。

 

総合評価

総合評価について以下に示す。

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ランク決定

今回偏差値においてSがいなくなったので、オールSという大学はいなくなった。

S3つ、A1つで東京歯科と昭和が並ぶ結果となったが、昭和は入試競争倍率などで以前よりもパワーを失っており、比べると東京歯科の方が上と判断し、以下の判定とした。

 

Sランク

東京歯科大学


S-ランク

昭和大学

 

その次のAランクだが、オールAという大学が今回いなかった。

Aが3つの大阪歯科、日本歯科、Aが2つの日大、岩手が対象であるが、大阪歯科と日本歯科はCランクがあるためA-とした。

B2つ、A2つの日大を唯一のAとして、岩手はBランクでもAに近いB+と評価する事にした。

 

Aランク

日本大学

 

A-ランク

日本歯科大学

大阪歯科大学

 

B+ランク

岩手医科大学

 

次のBランクはBが2~3、Bが1つでもAがある大学をチョイスした。

北海道医療大学は最近の6年ストレート合格率が素晴らしくAを獲得したためBランクとなった。

 

Bランク

北海道医療大学

明海大学

日本大学松戸歯学部

朝日大学

愛知学院大学

 

残りは全てCランク(底辺)とした。今回は以下の6校となったが、オールCの鶴見大学、ここ最近の国試や大学の状況を踏まえて神奈川歯科大学、福岡歯科大学をC-の最底辺とした。

 

Cランク(底辺)

奥羽大学

日本歯科大学新潟生命歯学部

松本歯科大学

 

 

Cーランク(最底辺)

鶴見大学

神奈川歯科大学

福岡歯科大学

 

まとめ

実は前回底辺で今回も底辺と判定した大学は

奥羽大学

日本歯科新潟

松本

鶴見

神奈川

の5校であり、ほぼ重複している。新たに加わったのは福岡歯科であり、まあ最近の国試の成績的に仕方無いだろう。

逆に脱出したのは北海道医療大学と岩手医科大学である。

 

東京歯科と昭和はSを維持したが、AとBは多少入れ替わりがあった、というかAが日大だけになってしまった。これは新しいパラメーターの影響と考えられる。

闇ー偽装度は偽装を派手にやってる日本歯科や大阪歯科をC判定しており、それでこの大学は評価を下げてしまっているからである。

 

終わりに

4年ぶりにやってみた企画だが、実は4年で底辺から脱出できたのは北日本2校のみで案外底辺は固定化されているようだ。

まあ、最終的に私の独断が少し入り+とか-とかが入っているが、この4パラメーターだけでは計ることができない心象だと思って頂くと有り難い。

4番目のパラメーターに関しては前回も苦心したが、今回も苦しいパラメーターとなっている。しかし合格率を大幅に偽装している大学がSとかAとなってしまうのは自分としては許せないので、偽装に関して何らかの評価をしたかった、という事はご理解頂きたい。

 

次回はいつやるのかは自分もよくわからんし、もう2度とやらない可能性もある。

 

去年より今年は私立歯学部の受験者数は大幅に減少した。去年が特別多かった、という解釈もできるし、私立歯学部を敬遠する流れになりつつある、とも解釈できる。

今後2年ぐらいの受験生の数の推移がこの傾向を明らかにするだろう。

4年後も17校は17校だろう。

しかし10年後はもう誰もわからない。 

 

日本の人口はどんどん減り、若者も減っている。

国の規模がどんどんシュリンクしている中で未来は不確定。

母校がなくなる日、というのが来るかもしれない、ということは理解しておくべきだ。