(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

1度でも留年休学した学生の現役国家試験合格率について

 

新しい数字の切り方を思いついた

なんか、ぼーっとしていたら新しい数字の活用法を思いついたのである。

現在、各大学のウェブサイトで17大学中11大学で各学年の学生数が公表されている。

そして、文科省のデータで、各学年の留年休学者と6年ストレート合格者数が公開されている。勿論厚生労働省から国家試験の結果も公開されている。

 

これらの数字を活用する事で、1回でも留年や休学をした事がある6年生が国家試験に現役で合格できる確率を各大学別に算出することができることに気付いた。

 

いや、もっと早く気付けよ、という感じだけどなぜ今まで気付かなかったのが謎なぐらいである。

 

解析方法

1)6年生を仕分け

6年生の実数が分かっている場合、1度でも留年休学を経験している人の割合から、6年生の中で留年休学を1度でもした人の実数を割り出せる。小数点以下が出る場合は四捨五入している。

そしてそれ以外の6年生が、ストレートで6年生まで上がってきた人になる(はず)。

注:はず、と書いたのは編入が異常に多い大学の場合、編入生がどういう扱いになっているかがよくわからないからである。

2)合格者数を仕分け

大学全体の現役の合格者数と6年ストレート合格者の数は公表されているので、その差が1回でも留年休学をした人で現役合格できた人数となる。

3)後は割り算

後は割り算をすれば、6年生までストレートで上がってきた人が現役合格できる確率と、1回でも留年休学した人が現役合格できる確率を算出することができる。

 

結果発表(114回のデータのみ)

出し惜しみせずに結果を公表するが、今回は数字の確実性を考えてサイトに6年生の実数が公表されている大学のデータのみを扱うこととした。また、114回のデータのみを今回は使用している。

比較対象として闇の合格率を採用した。6年生の実数が公表されている場合、闇の合格率は闇ではない。合格者数/確定している6年生の実数であり、真の合格率と言っても良いだろう。

 

北海道医療大学

闇の合格率:58.4%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:72.3%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:36.7%

 

岩手医科大学

闇の合格率:52.4%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:62.2%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:40.5%

 

奥羽大学

闇の合格率:44.6%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:51.7%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:26.1%

(奥羽大学は他大学を退学になった編入生が多いので、それが1回でも・・・の方に含まれている可能性あり)

 

東京歯科大学

闇の合格率:80.8%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:81.4%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:78.9%

 

日本大学松戸歯学部

闇の合格率:48.3%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:71.4%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:12.1%

 

鶴見大学

闇の合格率:33.9%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:52.5%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:16.7%

 

神奈川歯科大学

闇の合格率:46.8%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:54.1%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:39.7%

 

松本歯科大学

闇の合格率:52.1%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:69.0%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:36.1%

 

愛知学院大学

闇の合格率:62.3%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:67.0%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:50.0%

 

大阪歯科大学

闇の合格率:55.6%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:67.0%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:20.0%

 

福岡歯科大学

闇の合格率:44.3%

6年までストレートに上がってきた学生の現役合格率:61.3%

6年までに1回でも留年休学した学生の現役合格率:3.2%

 

まとめ

福岡歯科大学の数字をみて、嘘だろ・・・と思って数字を2回確認したが間違っていなかった。今年の3月に卒業した福岡歯科の6年生で1回でも留年休学をしながらも現役で国試に合格できたのはなんと1名のみであった・・・。

他にも20%を下回る大学は多く、1回でも留年休学をしてしまう学生と6年でストレートに卒業できる学生では学力の隔たりがかなり大きい可能性がある。

勿論6年で卒業保留などを行っている大学は留年生などを裏で卒業させている可能性が高く、そういった意味でも1回でも留年休学した学生の現役合格率は下がる傾向にはあるだろう。大阪歯科と日大松戸が今回のデータでは該当する。

 

しかし、東京歯科は流石すぎる・・・。

これはあくまで1年のデータだけで傾向を示している訳ではないが、留年休学者の合格率が非常に厳しい大学で、すでに1回でも留年休学してしまった学生は心して欲しいと思う。

6年までストレートに来たのに、こんな確率しかないの!?という学生さんもいるだろうが、それが現実なのね。11月に国家試験の出願期限が来るけど、その前ぐらいから1月までに同学年の学生がどんどん脱落して、最後国家試験でも不合格になるわけ。

勿論、それが自分になる可能性だって充分あるわけで、この数値をしっかり噛みしめてこれからの勉強に励んで頂きたい。

 

6年生の実数が不確かな大学と複数年のデータに関しての結果に関してはnoteで限定公開しようかと思っているが、まだやるかは決まっていない。なぜかというと留年休学者率が明らかにおかしいデータの大学が複数存在するためである。そこら辺の処理をどうするか決めてから追加で解析するかを決めたいと思う。

 

データに関して以下のブログ参照

 

追記(詳細版のご案内)

このデータを拡張したnoteを書きました。

興味がある方は是非ご購入頂ければと思いますが、数字がかなりシリアスな大学もあります。6年生や多留している学生などの閲覧は心理状態に強いダメージを与える可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。