目次
今回は国公立
国公立大学については総合的な現状というよりは国家試験の結果メインとなる。
私立のように学生数を裏で操作している大学が殆どないため、そこまで裏事情を書く必要が無いからだ。
なので、タイトルも歯科医師国家試験合格率推移となっている。
国公立大学は歯科医師国家試験の合格率はかなり高い。
今回の歯科医師国家試験においても国公立現役の平均は85.5%であり、私立平均の76.7%とはかなり差がある。
しかも私立は手厚い教育だが国家試験にいきつくまでに相当学生数が絞りこむので、実質的にはもっと合格率に差がある。
それに対して国公立は進級基準も私立より緩いし学生任せ。
よくも悪くも放任主義の所が多い。
偏差値が高く勉強習慣がしっかり確立しているため、今までは大きな問題にはならなかった。
しかし、大学によっては徐々にストレート合格率が下がってきており、一部の大学を除くと60%台が多くなってきている事には注意が必要である。
え?国公立の大学に入っても6年で歯科医師になれる割合が60%台なの?
という印象を持った人もいるだろうが、国公立歯学部は医学部志望者が1年時に仮面浪人で在籍している可能性があり、医学部に合格して退学、または復学しても留年ということで自然と%が下がる傾向は否めない。
ただし、それを補正しても75%とかそういうレベルではないだろうか?
25%ぐらいはどこかで躓く、ということは念頭に置いた方がよい。
語句がよく解らない方は
こちらを参照
表について
表の合格率の青字は全国平均以上、赤字は全国平均以下
出願者数ー受験者数は出願後に留年になったであろう人数
補正合格率=合格者数/志願者数 表の合格率=合格者数/受験者数
6年ストレート合格率は70%以下を赤字
総合は101から12年間の現役、浪人の国家試験合格率の総計
注意:国公立歯学部は仮面浪人で医学部再受験で1年で退学したりする人がいるため、6年ストレート合格率は少し低めになるといわれている
偏差値に関しては河合塾の2020/10/05当時の前期日程のデータを使用した。
偏差値は今後変動する可能性がある。
北海道大学
偏差値:60.0(共通テスト得点率74%)
定員:43名+2年時に10名で53名
H29年度:受験者数167人 合格者数52 倍率3.21 入学者数43
H30年度:受験者数176人 合格者数46 倍率3.83 入学者数42
R1年度:受験者数204人 合格者数44 倍率4.64 入学者数43
R2年度:受験者数242人 合格者数48 倍率5.04 入学者数43
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率はかなり優秀な成績である。提示したデータ期間で全国平均を下回った年は1年もなく、国公立でも有数の安定感である。
6年時にほぼ希に留年することがあるが、最近では6年まで上がればそのまま卒業する。
浪人合格率はトータルで50%を超える程度でそこまで良くはない。30%を割り込んだ年もあるので浪人は避けるべきである。
総評
入試倍率はここ数年上昇し続けており、今年は5倍を超えた。北の大地は人気があるようだ。偏差値は60程度必要で入学は結構難しい。
浪人休学者の割合は10%程度で、国公立の平均よりも低く、よほど底辺にならなければ卒業できる。
6年ストレート合格率は70%程度ぐらいをキープしており、下2,3割に入らなければ6年で歯科医師になれる大学だ。
東北大学
偏差値57.5(共通テスト得点率73%)
定員:53名
H29年度:受験者数163人 合格者数59 倍率2.76 入学者数57
H30年度:受験者数165人 合格者数60 倍率2.75 入学者数53
R1年度:受験者数150人 合格者数57 倍率2.63 入学者数53
R2年度:受験者数133人 合格者数61 倍率2.18 入学者数53
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は良い年と悪い年の差が激しい。しかし、それでも全国平均を下回ったことは提示したデータ内では存在しない。比較的手堅い大学と言える。
3年に1度ぐらいドンと悪い年が来るが、今年がそれに該当する。
6年時はほぼ全員卒業であるが、110では6名が留年してその学生が情報を新聞社にリークするという騒ぎになった。話を聞いていると学生側に問題があったようだが。
浪人の合格率は50%程度であり、それほどよいわけではない。
総評
徐々に入試倍率を下げており、今年は2.18倍、偏差値は57.5と国公立歯学部の中ではそれほど入学が難しいわけではない。
留年休学者の割合は13.8%と国公立の平均ラインである。2年生で最底辺層が留年する危険性がある。
6年ストレート合格率はここ2年は70%を割っており、成績下位層は2年生や国試で躓く可能性があるので注意が必要である。
西日本の国立大学の成績と比較するとまだまだ優秀である。倍率も下がり気味なので狙い目ではないだろうか。
東京医科歯科大学
偏差値62.5(共通テスト得点率77%)
定員:53名
H29年度:受験者数180人 合格者数58 倍率3.10 入学者数53
H30年度:受験者数192人 合格者数58 倍率3.31 入学者数53
R1年度:受験者数187人 合格者数58 倍率3.22 入学者数51
R2年度:受験者数175人 合格者数60 倍率2.92 入学者数52
国家試験合格率の推移
以前は医科歯科といえば国試の成績は国公立では下から数えた方が圧倒的に早かった。しかし、ここ5年間の成績は国公立でもトップクラスであり評価できる。
6年まで来れば全員卒業できて国試を受験できる。
浪人生の合格率は67.2%とかなり高い。万が一浪人してもなんとかなるはずである。
総評
偏差値は62.5で倍率は3倍ぐらいを維持しており、国立の歯学部では難しい部類に入る。
留年休学者の割合は15%程度で国公立の平均をわずかに上回る程度である。2年生あたりで留年しやすいようだ。学年により留年生の割合がかなり違うので、イマイチ傾向がわからない。
国家試験の合格率は大変優秀なのだが、6年ストレート合格率自体はここ2年は65%ぐらいであまり芳しくない。どこかで躓く可能性はあるので低学年で底辺を突っ走るのは危険である。
関東に1校しかないわりにそこまで倍率も高くないし、国家試験の合格率も優秀であるため充分推せる大学だ。
新潟大学
偏差値52.5(共通テスト得点率70%)
定員:40名
H29年度:受験者数132人 合格者数45 倍率2.93 入学者数40
H30年度:受験者数164人 合格者数44 倍率3.73 入学者数40
R1年度:受験者数145人 合格者数44 倍率3.30 入学者数40
R2年度:受験者数201人 合格者数45 倍率4.47 入学者数40
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は国公立の中では中位集団である。現役のある程度は必ず落ちるので注意が必要である。
しかし、この大学の特徴は留年が少ない事による驚異的な6年ストレート合格率の高さである。ここ2年は80%を超えている。
浪人の合格率は44.0%とかなり低いので浪人はできるだけ回避したい。
総評
偏差値は本当にこれであってるの?という52.5だが、倍率は年々上昇傾向であり、今年は4.5倍程度まで跳ね上がった。他の国立では偏差値が足りない人などが特攻する感じだろうか?今年もある程度の倍率がつきそう
前述したとおり、留年休学率は10%程度で国公立の中でも低いほうだが、2年生で留年するようになった?ようで数年後から6年ストレート合格率も下がる可能性が高い。
下2~3割程度にはいらなければ6年で歯科医師に高い確率でなれる大学であり、偏差値的にみても狙い目なのかもしれない(倍率は高いが)。
大阪大学
偏差値62.5(共通テスト得点率77%)
定員:53名
H29年度:受験者数119人 合格者数57 倍率2.09 入学者数53
H30年度:受験者数168人 合格者数57 倍率2.95 入学者数53
R1年度:受験者数118人 合格者数54 倍率2.19 入学者数53
R2年度:受験者数101人 合格者数54 倍率1.87 入学者数53
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は国公立大学の中では悪くもなく良くもないレベルである。90%を超える事は最近希であり、毎年5名ぐらいは必ず国試に落ちる。
6年生は卒業試験がないためほぼ卒業できるが、たまに留年する人がいる。
浪人の合格率は65%と高い合格率であり、万が一浪人してもなんとかなりそう。
総評
関西の雄であり、旧帝大として偏差値62.5とかなり高い。しかし、競争倍率は徐々に下がり続け、ついに2倍を割ってしまった。歯学部としては偏差値が高いので受験者が厳選されているのだろう。
同じ偏差値の医科歯科よりは入りやすいと言えるのではないだろうか。
留年休学者の割合は20%弱と国公立では上から2番目の数字であり注意が必要である。2年時に結構な割合が留年する。
留年率が高いため6年ストレート合格率は以前よりは改善しているが65%程度の年が多い。おそらくこの傾向はずっと続くだろう。
下3割に入らないよういにすれば大体は6年で歯科医師にはなれるはずである。
岡山大学
偏差値57.5(共通テスト得点率74%)
定員:48名
H29年度:受験者数126人 合格者数50 倍率2.52 入学者数48
H30年度:受験者数148人 合格者数51 倍率2.90 入学者数48
R1年度:受験者数133人 合格者数49 倍率2.71 入学者数48
R2年度:受験者数101人 合格者数49 倍率2.06 入学者数48
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率はここ3~4年は安定した数字で、国公立大学でも上位群である。
6年ストレート合格率については110~112までは高い数字であったが、113では70%を切ってしまった。5,6年生の留年休学者率は15%ぐらいあるので、今年もストレート合格率は70%をキープ出来るか微妙なところ。
浪人合格率は62.6%と比較的高いが去年のような壊滅的な時もあるので注意が必要である。
総評
偏差値は57.5でここ最近は倍率が下がってきており今年は辛うじて2倍という感じである。そういう意味で国公立の中では比較的穴場な存在だろう。
留年休学者の割合は8.4%で国公立では2番目に低いが、5年生のおそらくCBTで少し落ちるリスクがあるので、注意が必要だ。
6年ストレート合格率に関しては他の国公立大学をみたら優秀な方であり、80%を記録した年もある。
偏差値、倍率、6年ストレート合格率、色々考えると穴場感がある。
広島大学
偏差値60.0(共通テスト得点率71%)
定員:53名
H29年度入学試験:受験者数276人 合格者数56 倍率4.93 入学者数53
H30年度入学試験:受験者数214人 合格者数58 倍率3.69 入学者数53
R1年度入学試験:受験者数266人 合格者数56 倍率4.75 入学者数53
R2年度入学試験:受験者数310人 合格者数59 倍率5.25 入学者数53
国家試験合格率の推移
国家試験の成績はここ3年は国公立では中位グループである。
以前は下位グループだったことを考えるとある程度改善している。
6年生は数年に1度1名留年するぐらいの緩さだが、今年2名ほど留年しており今年が特別なのかどうか判定が必要である。
留年率が高く6年ストレート合格率は6年連続で70%を割っている。
浪人の合格率は47.5%と芳しくない。浪人は避けるべきである。
総評
偏差値は60で倍率は5倍を超えるため、入学はかなり難しい。
国際化とか色々特色を打ち出しているのが人気なんだろうか?とりあえず競争は国公立では1番激しい。
全体の留年休学者率は国公立では高い方で18.6%である、2、3、4年あたりに留年のリスクがあり、高学年では留年休学経験者の割合は25%ほどになる。
入学するのも難しく、大学のカリキュラムもある程度厳しそうであるが、これぐらい揉まれないと気が済まないという人にはお勧めできる。
徳島大学
偏差値57.5(共通テスト得点率71%)
定員:40名
H29年度:受験者数188人 合格者数43 倍率4.37 入学者数40
H30年度:受験者数166人 合格者数42 倍率3.95 入学者数40
R1年度:受験者数157人 合格者数43 倍率3.65 入学者数40
R2年度:受験者数183人 合格者数45 倍率4.07 入学者数40
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は国公立ではかなり悪い。ここ数年11月に卒業判定をしており、出願前に留年させて出願者数を圧縮しているのに113では国公立最下位という結果になってしまった。それまでは留年で対応していたのだが、3年前からパタッと留年が0になっているので簡単にわかる。
そのわりには6年ストレート合格率自体は70%を3連続でキープしており、評価が難しい所である。
浪人の合格率は49.1%であり、良いとは言い難い。多浪するリスクもあるので注意が必要だ。
総評
偏差値は57.5だが倍率は4倍前後あり、入学はそれほど容易ではない。四国で1校しかない事が原因だろうか。
留年休学者の割合は16.3%を超えるぐらいで国公立の平均よりやや高い。1,2年生はあまり留年しないが、それ以降は結構留年して、クラスの20%ぐらいは留年休学経験者である。
6年生で出願前に絞られ、卒業しても国試で大量死してしまうリスクを考えるとこの大学で下3割はかなり危険度が高い。入学時の競争の厳しさと国家試験の合格率が一致しておらず、どうして6年でこうなった、と言わざるを得ない。
九州大学
偏差値57.5(共通テスト得点率71%)
定員:53名
H29年度:受験者数213人 合格者数55 倍率3.87 入学者数53
H30年度:受験者数117人 合格者数56 倍率2.09 入学者数53
R1年度:受験者数184人 合格者数57 倍率3.23 入学者数52
R2年度:受験者数138人 合格者数55 倍率2.51 入学者数53
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は留年させて受験者を少し絞っているわりに最近は悪い。
毎年の傾向として10名程度浪人になってしまう可能性が高い。
6年ストレート合格率は留年休学者率の高さと国家試験の合格率の悪さから70%を割っている。
浪人の合格率は63.4%と高いが、ここ2年は芳しくないので浪人は避けたい所ではある。
総評
偏差値は57.5で倍率は2.5~4倍弱と年によってかなり変動する、穴場と思って受験すると受験者数がかなり多かったりする可能性もあるので注意が必要だ。
留年休学者の割合は国公立最高の22.4%で、1年から2年に上がる際に18%も落ちるので1年生から気が抜けない。その後も少しずつ最下位層が落ちていく。
最後に国家試験である程度落ちるので6年ストレート合格率は70%を超えるのは難しいだろう。そういう事から1年時から半分以上にいるような感じで行きたい所。
長崎大学
偏差値60.0(共通テスト得点率68%)
定員:50名
H29年度:受験者数257人 合格者数55 倍率4.67 入学者数50
H30年度:受験者数175人 合格者数50 倍率3.50 入学者数50
R1年度:受験者数260人 合格者数50 倍率5.20 入学者数50
R2年度:受験者数181人 合格者数50 倍率3.62 入学者数50
国家試験合格率の推移
国家試験の成績は国公立では徳島と並び底辺クラスである。毎年10名以上の不合格者が出る。
しかし、この大学も出願前に人数が間引かれているようで、実際の合格率はもっと悪いはずである。
6年ストレート合格率は国試の合格率が悪いため、どうやっても70%はいかない。それでも以前は50%だったため、それよりは改善している。
浪人の合格率は52%であり、悪くもないが良くもない。浪人の数も多く多浪生も存在していると考えられる。
総評
偏差値は60で倍率は3.5~5倍程度とかなり高く、入学はそう簡単ではない。
留年率は14%程度で国公立の平均とほぼ同じである。2年と6年にトラップがある。6年生11月に留年が決まり、国家試験に出願することができない。
入学時の競争倍率や偏差値と国試の合格率が全く一致しない大学なので注意が必要だ。
最低でも上半分ぐらいにはいたい所。
鹿児島大学
偏差値57.5(共通テスト得点率69%)
定員:53名
H29年度入学試験:受験者数145人 合格者数58 倍率2.50 入学者数53
H30年度入学試験:受験者数194人 合格者数61 倍率3.18 入学者数53
R1年度入学試験:受験者数190人 合格者数53 倍率3.58 入学者数53
R2年度入学試験:受験者数126人 合格者数54 倍率2.33 入学者数53
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は良いとはいえない。毎年10名弱不合格となる。
6年ストレート合格率は110~112までは70%を超えたが、113では65%を割ってしまった。
出願前留年の有無はよくわからない。
浪人の合格率は52.8%であり、良くもなく悪くもなくというレベルである。浪人はできれば避けたいが、万が一なっても光明はある。
総評
偏差値は57.5で倍率は2.5倍から3.5倍程度である。年によって受験者数にかなりばらつきがある。
留年休学者率は7.8%と国公立最低であり、よほど底辺を這わない限りは卒業である。
それでも国家試験で落ちるため6年ストレート合格者率は70%近辺がギリギリという所であり、できれば下3割は避けたい。
進級の緩さ的に新潟と同等で、新潟が徐々に厳しくなっている可能性があるため、今後はこの大学が卒業に最も近い大学になりそう。
九州歯科大学
偏差値52.5(共通テスト得点率67%)
定員:95名
H29年度入学試験:受験者数459人 合格者数96 倍率4.78 入学者数95
H30年度入学試験:受験者数449人 合格者数100 倍率4.49 入学者数95
R1年度入学試験:受験者数404人 合格者数98 倍率4.12 入学者数95
R2年度入学試験:受験者数302人 合格者数102 倍率2.96 入学者数95
国家試験合格率の推移
国家試験の合格率は3年に1度ぐらい残念な感じで、後の2年は結構良い。
特筆すべきは6年ストレート合格率であり、調査し始めてからずっと70%をキープし続けており、特に今年は驚異の86.3%をマーク。これは異次元といってよいレベルである。
浪人の合格率は49.2%と決してよいわけではないので注意が必要だ。
総評
偏差値は52.5であり、倍率はここ最近は4倍以上あったが、今年は3倍を切っている。
この急激な受験者数の減少の原因がよく分からないところだが、他の国立大学と比較しても人気は高い方である。定員数が他の国立の倍近くあるので入りやすいイメージがあるのだろうか?福岡県内の受験者は入学金が約半額になる。
留年休学者率は8.8%と国公立の中ではかなり低く、あまり6年ストレート合格率を考えてもあまり留年はしない。ただし、4年生の16%が留年休学者なので、ここで6年ストレート合格率が70%を切る可能性はありうる。
6年ストレート合格率の安定感を考えると入試時の倍率は高いがお勧めできる大学だ。ただ、他の国立大学からすれば、定員削減しろよ・・・と思われているのは間違いないだろう。
まとめ
1)徳島と長崎の国家試験合格率は危険水準
2)6年で歯科医師になれる確率は九州歯科と新潟
3)国家試験合格率と入学のしやすさのバランス的に東北と岡山は推せる
間違ってる、追加、補足等はコメント欄へ
私立編
参考資料
引用したデータのある程度の部分は文科省が毎年発表している資料から取ってきている。その内容に関しては如何に添付するが、内容の解説に関しては以下のブログを参照のこと