目次
段々迫ってきましたね
発表が段々迫ってきた。
3/19(月) 14:00
厚労省のHPにて発表される。
詳しくは↓
後、ここに書かれる用語でわからないものがあればこちらを参照で
今回の自分が注目しているポイントを列記してみた。
あくまで個人的な見解ですからね!
全体的な合格者数は何人か
ここ4年は明らかに合格者数2000人枠。
2025、2003、1973、1983人合格だからね。
その前の106回までも数年間2400人という枠で調整されていると思われる合格者数だった。
ここ10年程度においては数年間合格者数が据え置かれて減らされる、というのを繰り返してきている。
そろそろ減らされてもおかしくはない頃合いだ。
今のご時世、おそらく減る事はあっても増える事はないだろう・・・。
しかし、例えば合格者数1800人に減らすとすれば、出願者は3700人ほどいるわけなので、出願者を分母とした合格率は50%を割ってしまう。
そのような試験は本当に専門の大学を出た試験として「あり」なのだろうか?
合格率の表記に関して
毎年のように6年生を大量に留年させることにより表の合格率を操作する大学が問題になる。
あまり留年させておらず低合格率の大学と大量に留年させて高い合格率の大学がある。単に合格率だけで比較することはできない。
大学の手口も次第に複雑化しており、出願前留年などが行われるようになった。
厚労省は今現在出願者数と実際の受験者数を併記して発表しているが
合格率は単純に合格者数/受験者数である。
巷では毎年のように4月当時の6年生の実数を分母とした合格率が採用されるのではないか?という噂がでてくる。
これだと下手をすると現役の合格率が20%を切る大学すらありえる。
合格率が低い大学は大ダメージを受けるだろう。
マスコミも騒ぐかもしれない。
そこまでやるなら勢いで数年で合格者数1500人台に持っていく事もできるかもしれない。
しかし、私はそうなるとは思わない。
まず、そんな合格率を公に発表したら発表した厚労省は自らの失政を公表しているような物である。官僚がそんな馬鹿な事をわざわざするとは思えない。
合格率とは合格者/受験者であることは明白であり、合格者/6年生の実数を合格率として厚労省が発表するのは無理がある。
また、4月当時の6年生の実数を把握しているのはおそらく文科省。厚労省がわざわざ文科省に問い合わせてまで結果にその数を併記するだろうか?
また、おそらく厚労省はそんな荒っぽい手段によるハードランディングは望んでいないのではないだろうか。
まあそういう事からして今後も同じ発表形式なのではないかと思っている。
もし、本当に6年生の実数を発表につけてくるなら本気で潰しに来たと思うけどね・・・。
国公立大学の合格率は上がるのか 底辺私立は下がるのか
今回の試験から考える事を求める問題が増えた。
単純に知ってれば解ける、ではなく知っている知識を応用することが求められた。
国公立大学の学生の方が応用力は上、であれば合格率は上がるのか?
底辺私立の学生はアドリブがきかない、であれば合格率は下がるのか?
国公立は元々合格率は高いわけなので、問題が有利になったとしてもこれ以上上がるのは難しいと思う。
なので現状維持ぐらいかなと。
底辺私立はやばいかもしれない・・・。
何回も同じ事を繰り返し、頭の中にたたき込み、それがほぼそのまま出題された時に最大限の効果を発揮するのが彼ら。
だから的中問題に異常にこだわる。
確かに的中もあったが、今回から考える問題が明らかに増えたし、今後もそうなるだろう。
今年の結果が底辺私立に不利な結果なら、おそらく当分そうなる。
学生の体質、学力を根本的に変えることなどそう簡単にはできないから。
私立大学のトップ争い
2強であるT歯科大学とS和大学。
最近は闇の合格率に関してはかなり僅差の結果となっている。
S和大学は今年の学年はかなり成績が悪かったようで、いつもよりかなり多く留年させたようだ。
そしてその次のグループにはなんとM本が・・・
10年前からは信じられない現象だが、M本は今年もよい成績なら認識を完全に改める必要がある。
他の底辺校はT歯科大学を真似るよりM本を真似るべきなんじゃないだろうか?
私立大学の底辺争い
以前ならM本の独壇場だった底辺オブ底辺。
1校だけ次元が違った。
誰もが下にM本がいる、と安心していた。
しかし、今は違う。
M本はすでに天上界。
それに代わり、ここ最近底辺オブ底辺の名を欲しいままにしてきた大学がある。
T大学
今まさに究極の存在。
そこにOやFなどが絡み合うのが最近のパターン。
さて、今年はどうなるだろうか。
底辺はすでに偏差値が40前後まで落ち込んでおり、状況は深刻だ。
T大学は去年の1年生が大幅に定員割れしており、あの立地条件の良さからすると国試惨敗の影響が相当出てしまっている。
おそらく大量に留年等出して数字を上げてくる大学が相当あると思われる。
闇の中で留年や卒業保留になった数がどれだけいるのだろうか。
そしてこの結果が入学者数に直結するかどうかまで確認しないといけないだろう。
入学者数に関しては別資料の開示まで待つしかない。
その他
その他として
1)浪人の合格率が下がるかどうか
思考力が問われる試験は浪人、特に多浪はきついんじゃないかと。
浪人全体での合格率が変化するかどうかは注目。
ただし、浪人の合格率は乱高下する時があるので、1年だけではよくわからない。
多浪の合格率は3/19の発表ではわからないので別資料の開示を待つ必要がある。
2)国公立大学の負け組の動向
国公立は私立より合格率は高いが、それでも国公立の中で比較すれば明らかに見劣りする大学はある。
ただし、そういった大学も常に合格率が悪いわけではなく、たまに凄く良い合格率だったりするので負け組であることがマスクされている。
国公立だって完全に学生任せであるわけではなく、国試向けの講義を一応行っているところもある。それでも成績は悪いところは悪い。
より負け組が鮮明になっていってしまうのか注目したい。
終わりに
まあ結局は厚労省さんの掌の上での総量規制。
合格者数が決まった中でパイを奪い合う大学達。
合格者数が減れば苦しくなる大学がでてくるわけで 、まず総量がどうなのかが重要と考える。
もし合格者の総数が減らされるなら、今後数年間の厚労省の方向性が見えてくる。
おそらくその数字でまた数年据え置きだろう。
もし合格者の総数が今までと同じレベルなら、来年また減らされるかどうかでみんな疑心暗鬼になる。
どちらにしても底辺歯学部生には地獄の様な時代はまだまだ続きそうな事は間違いないだろう。
6年生までに1年生当時の半分近くが留年して脱落。
6年生になってみたら大量の留年生がこんにちは。
卒業までの1年でさらに4割が脱落。
生き残った国試も4割落ちる。
そんな底辺私立大学の姿は変わらないか余計酷くなるか、だからだ。
AMAZONさん
歯医者なりたてで困るのは総義歯じゃないかと思う。
歯がないからイメージがないし、臨床ケースだって学生自体にせいぜい1ケースやったかな、的な感じ。
また、ある程度臨床経験を積んできた先生でも、総義歯だけは上手くいかない、という方も多いと思う。
そんな方々にお勧めなのが
よい義歯 だめな義歯
根本的な義歯の見方を教えてくれる。
読んで損にはならない本だ。
参考資料
去年の結果
今年の国家試験終了後のアンケート結果