(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

平成30年度 各大学歯学部の入学状況及び国家試験結果が公開

油断していました

文科省がスキャンダルで大揺れなんで、まさかこの時期に発表してくるなんて思ってもいなかった。

しかしここでしれっと発表してきた。

お盆休み直前に出してきて逃げ切ろう、なんて毎日こちとらサイトチェックしておるんじゃあ!!!逃がさないよ!

 

医学・歯学教育:文部科学省

の中の

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/08/08/1325992_005.pdf

が平成30年度 各大学歯学部の入学状況および国家試験結果となる。

 

去年のデータに関しては以下のリンクを参照。

去年は11月に公表されたわけなので今年はだいぶ早い。 


また、書いてある文字の意味がよく解らない方は以下のリンク参照 

 

 

H30年度の資料をみてみる

非常に文字が小さくなって申し訳ないがPDFファイルをダウンロードして確認して欲しい。

平成30年度 各大学の入学状況および国家試験結果

これは文字が小さすぎるので解説はパス。

f:id:spee:20180808172751j:plain

平成30年度 歯学部歯学科入試結果

合格者が一杯いても実際入学していないのがモロバレになってしまう表だ。

北海道医療大学なんて342人受験して305人合格して入学は57名で思いっきり定員割れしているからね。

それを踏まえて入学率という数字が今年から新設されている。

入学率が低い大学は実質大学として人気が低い、ということになるだろう。

充足率をみると

北海道医療大学 71.3%

岩手医科大学 80.7%

奥羽大学   53.1%

日本歯科大学新潟 72.5%

鶴見大学    58.3%

が大きく定員割れしている所になる。

首都圏にあって大きく定員割れしている鶴見大学は3年連続の定員割れであり、その原因は国家試験の低迷にほかならない。根本的な改善が求められているだろう。

f:id:spee:20180808172921j:plain

歯学部歯学科入試倍率推移

私立大学の場合、明らかに受験者数がガクンと減っている大学があるのが興味深いところだ。

受験者数をキープできるかどうか、というのも大学の手腕になるだろう。

 

f:id:spee:20180808173005j:plain

歯学部歯学科における入学定員削減状況

去年と変化はない。

一番下に私立大学の定員は募集人員である、という記載があることに注意。

私立大学の一部は定員と募集人員を上手く使い分けてこの定員より遙かに多い学生数を2年生以上で有している場合がある。

f:id:spee:20180808173048j:plain

 第111回歯科医師国家試験結果

合格率の増減が明確に表記されるのが3月に発表される国家試験の結果と異なる所だ。

ただ、2年間だけの比較なので前回大幅に上がってから少し下がったのか、毎年下がっているのかはこの表からはよくわからない。

大幅にマイナスだと目立ってしまうが、表の合格率での差分なので卒業者数を絞れば数字のコントロール可能といえる。

ということは大学側により卒業者数をコントロールするように強制させている数字、ともいえる・・・・。

f:id:spee:20180808173122j:plain

最低修業年限での歯科医師国家試験合格率

去年のデータだと国立は69.4%だったので2%ほど回復。

私立全体だと去年は42.5%だったのでほぼ横ばい。

去年は昭和が東京歯科を抜いたが、今年は昭和が大幅ダウン・・・

6年生結構留年させた影響だろう。

またここ数年逆トップを独走してきた鶴見大学が脱出し、なんと同じ県の神奈川歯科大学が10%台をはじき出してしまった。

最下位脱出したと言っても鶴見も20%台だからね・・・

 

日大、日本歯科、大阪歯科などの古豪も50%をなんとかキープまたは50%を割り込む数字となっており、こういった名門と言われる大学に進学したとしても半分の学生は留年休学退学または国試浪人となってしまうことに注意が必要である。

つまり、ああ、名門に入れて良かった・・・これで安心・・・。

ファッ留年??

6年生で卒業できたし後は国試だけか・・・・

国試浪人・・・決定・・・・。

みたいなのが半分の学生に起こるわけで、自分が学生だった頃名門だったから、みたいな過去のルールは全くあてはまらない事に注意して頂きたい。

いや、勿論今でも名門でしょうけどね。

 

H24年4月に入学した学生において私立で60%以上が6年間で歯科医師になれる大学は東京歯科しかなかった。

学部長最後の年に昭和の巻き返しがあるのかないのか。

f:id:spee:20180808173232j:plain

歯学部における留年・休学者の割合

留年休学者の割合に関しては去年のデータが

国立14.7% 私立21.1%だったので両者ともに微増している。

私立に関しては6年生での割合が減り1~5年生での割合が増加しており、より低学年からの学生の絞り込みが過酷になってきていると考えられる。

6年生で成績不良者を溜めるとろくな事がないので、それよりも早く見切りをつけていくスタイルに各大学変更してきていると考えられる。

f:id:spee:20180808173259j:plain

参考資料

 平成30年2月に実施された第111回国家試験の結果 

 

 

過去の資料