(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

掘り出し物を発掘したぞおおお

 

 

 

2014年の掘り出し物

さて、ずっと前にお宝として保存していたのにずっとどこにあるかわからずにお蔵入りしていたものが発掘された。

画像フォルダの凄く深い所に格納されていて、見つけた際にはおお!!!と声を出してしまった。

twtiierに載せたら結構反響があったので、一応ブログにもしっかり載せておきたいと思う。写メからの文字起こしまでしてしまった。

 

日本歯科大学理事長の機関誌への有り難いお言葉

中原泉:巻頭言・国家試験がおかしい,日本歯科大校友会・歯学会会報,40:1,2014.

 

 半世紀もまえになるが、私の学生時代、歯科医師国家試験の不要論が盛んだった。飯塚哲夫、林伸伍ら血の気の多い先輩達が、富士見祭のシンポジウムで、「国試は必要か否か」と熱っぽい論戦をくりひろげた。要は、文部省と厚生省の2重の資格審査は必要ないというのだ。

 結論からいうと、私は、国家試験は必要であると思っている。それは、医療担当者のハードルとして、国民一般が国家試験に絶対的な信頼をおいているからである。国民に認知してもらうには、国試がもっとも手っ取り早いのだ。

 ところで、わが国の歯科医師国家試験は、戦後GHQの指示により昭和22年から実施され、現在まで、その試験方法はさまざまに変遷してきた。

 当初は、臨床実技には患者さんが試験台になった。その患者さんは受験生が用意しなければならず、彼らは家族友人に平身低頭して頼み込んだ。当日、約束した患者さんが来ず、パニックに陥った者もいた。合否がかかっているから、患者さんも半日、口をあけたまま必死に耐えた。

 私が受験した昭和40年には、試験科目は、基礎・臨床の筆記試験、石膏棒での歯型彫刻、抜歯牙でのインレーの形成ーワックスアップー鋳造ー装着、義歯の設計から上下顎の陶歯排列、口腔外科の口頭試問で、たしか四日間かけて行われた。

 当時、受験生総数は千人ほどで、歯科医師超過少時代であったから、合格率は99%であった。とはいえ、受験科目をみれば、並みたいていの試験でないことは分かる。

 それでも、私たちの国試の受験勉強は、半年間ほどであった。というのは、臨床実習が6年時の12月末まであったので、受験勉強は翌年1月から数ヶ月間しかなかった。もちろん、夏頃から歯型彫刻を練習しながら自習をはじめていたが、登院を終えて国試受験へと、目のまわる忙しさだった。

 だいぶ後になって実技試験は、準備と経費がかかる、実技で落ちる者はいなかった等から、廃止になった。現在は、マークシート方式による筆記試験のみだが、歯科医師過剰時代といわれるなか、90%を保っていた合格率が、この10年、70%前後に下がり、65%を割るまでに落ちこんでいる。

 私どもの東京も新潟も、キャンパスは、終日まことに静かである。昼休み以外、学生諸君は教室と実習室にいて、外に出ることがないからだ。彼らは、入学時から国試をめざして、6年間にわたって受験のレールをひた走る。これほど真面目に、勤勉に、一筋に、専門学問に打ちこんでいる大学生はいるだろうか。

 一方の教員サイドも、学生諸君とともに、真摯に、一心に、最大限の努力を傾注している。その姿は、涙ぐましい限りである。あくまでも彼らは、歯科医師養成に最善にして充分な、適切にして妥当な教育指導に徹している。

 これで、卒業生が国試に合格しないのであれば、それは、国家試験がおかしいのだ。

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国家試験がおかしい

内容に関して考察

いかがだっただろうか。

正直私は日本歯科大学が国家試験で何故ここまで成績が悪く沈んでしまったのかの原因を垣間見た気がした。

創始者一族による支配が硬直化している証ではないだろうか。

 

終わりの方でこういう文章がある。

彼らは、入学時から国試をめざして、6年間にわたって受験のレールをひた走る。これほど真面目に、勤勉に、一筋に、専門学問に打ちこんでいる大学生はいるだろうか。一方の教員サイドも、学生諸君とともに、真摯に、一心に、最大限の努力を傾注している。その姿は、涙ぐましい限りである。あくまでも彼らは、歯科医師養成に最善にして充分な、適切にして妥当な教育指導に徹している。

以下に日本歯科大学の去年までのデータを示す。

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日本歯科の学生の6年ストレート合格率は6年前のデータをみたとしても所詮50%程度でしかない。つまり、日本歯科大学の学生は6年で卒業出来ていない者が多く存在すると言うことだ。6年生の実数は入学時には128名なはずなのに、最近では170名以上存在する。

6年間で受験のレールが終わらない学生がかなりの数いる原因は何だろうか?

 

教員サイドも医師養成に最善にして充分な、適切にして妥当な教育指導に徹していると書いているが、6年生のストレート合格率はすでに私立17校でも中位~下位レベルにまで沈没、数年連続表の合格率も全国平均に達していない。

 

この国試の成績が長期にわたり低迷している原因は何だろうか?

 

自分の成績が悪いのを国のせいにしたり、暗に学生や教員を恫喝するような文章を書くトップに問題があるのでは?という気がするのだが、皆さんの感想はいかがだろうか?

 

あと、凄く句読点が多く、ひらがなも多くて正確に文字起こししづらかった事を追記しておく。なんというか漢字を使うのがお嫌いなんだろうか?