(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

2018年に勧めた書籍集

目次

 

 

 

昨年のAMAZONさん

たまにブログで書籍をリコメンドしていることがあるが、去年どんな本を勧めたかをまとめておく。

自分としても読み直しするいい機会かなと。

しかし、積み本がまた増えた1年だった。

ブログ書く前に本を読め!と自分で自分への戒めにしたいと思う。

 

 

待合室に置くのに良い感じの本 

日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方

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この本は一般向けに書かれた歯周病の本である。

歯周病学会と臨床歯周病学会が協力して執筆出版している。

平易な文章でわかりやすく書かれており、患者さん用に待合室に置いてもよし。

歯周病と全身との関係等も記載されており、歯学部の低学年や衛生士が読んでもいいんじゃないかと思う。

 

クロワッサン 2018年8/9号

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一般的な女性雑誌がここまで口のことを特集するのは珍しいのではないか、と思うのだが、内容はある程度しっかりした作りになっている。

糖尿病の西田先生も登場しており、歯周病と糖尿病の関係性などについても詳しく書かれている。

補綴物などの説明なども載っており、待合室に置いておくには丁度よい本ではないだろうか。

 

歯周病系

歯周病と全身疾患ー最新エビデンスに基づくコンセンサス

https://amzn.to/2mOGacN

歯周病は全身に微少な炎症を惹起して色々悪い事をする、ということが分かりつつある。妊娠などに関するリスク要因となることも分かってきている。

今現在分かっていることをまとめてくれている本だ。

勘違いしがちな因果関係についてもある程度記載してくれている。

是非読んで患者さんを啓蒙して頂きたいと思う。

歯周病において最も重要なのは、症状が出てからの治療ではなく予防だと思う。

 

なかなかamazonは歯科専門書を扱わない。

ロングテールなんだから、ここら辺も扱ってほしいものだ。

amazonに在庫がない場合はシエン社等から購入して欲しい。

 

内科医から伝えたい歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと

https://amzn.to/2EXs17m

Twitterでもおなじみ西田先生の本。

ページ数からするとややお高いと感じるかもしれないが、持っていて損にはならないと思う。

新人スタッフにまず読んで貰うもよし。

学生が読むもよし。

歯周病と糖尿病の医科歯科連携の重要性を再確認できる1冊。

 

糖尿病療養指導士に知ってほしい歯科のこと

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西田先生の最新刊

今回の本は実は歯科を知らない医科の人向けに書かれた本だが、当然歯科関係者は知っていなければいけない内容ということになる。

 

すいません!!!全然しりませんでした!!!

という内容が一杯で、実は歯科関係者にこそ読んで貰いたいと思った。

歯科疾患実態調査が本当は実態調査になっていないのではないか?という所なんかは本当あの数字だけ信じるのは確かにやばいかも・・・と思わずにいられなかった。

 

ヨーロッパの歯周病学会で歯周病の分類や診断基準が変更され、診断基準に高感度CRPが入ったわけだが、この本の後半、あたかも予想していたかのように高感度CRPの診断がなぜ糖尿病と歯周病に必要なのかがしっかり書いてある。

何故?CRP?

と思っていた人、

そんな変更されたの知らなかったよ!

と思った人

是非読んで頂きたい。

 

一般臨床系

よい義歯 だめな義歯

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結構前の本なので持っている先生もいるだろう。

総義歯ってもう100年ぐらい体系が変わっていないはずだが、何故術者によって何もかも違うものができあがってしまうのか。

それは正しい物を見たことがないからだ。

正しい総義歯とはどんなものか?何がダメなのかというイメージを目に焼き付けるのがこの本

 

必ず上達 抜歯手技

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抜歯に関しては、これとナビゲーションがお勧め。

抜歯ってハマル時は本当にハマル。

そして出血や麻酔などにより最悪中止になることもありえる。

ハマりたくないが、ハマってしまう・・・。

正しい手技でハマルなら仕方無いが、そういう勉強もせずハマルのはダメだ。

 

摂食嚥下系 

摂食嚥下リハビリテーション第3版

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摂食嚥下を勉強したいけどどれがいいですか?と聞かれたら私ならまずこれという。

広く浅く全体を網羅する作りだからだ。

わからない用語を調べたりするのにも充分使えるので、国試受験前の5年生ぐらいからおすすめできると思う。

値段もそこまで高くない。

 

 

認知症患者さんの病態別食支援・安全に最期まで食べるための道標

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阪大の売れっ子野原先生の本。

認知症、というと1つだが、実際認知症には分類がされており、

例えばアルツハイマーとレビーでは全く病態もアプローチも異なる。

また、変性疾患は治癒することは無く徐々に死に向かっていく。

その中でどのような食支援を行っていくべきなのかということが書いてある。 

やる方も無理しすぎない、病態の進行に寄り添うべき、という考えに共感出来る本

 

 

 

口腔粘膜疾患・金属アレルギー 

Visual Dermatology 

http://amzn.to/2HQM71y

皮膚科の先生が読む月刊誌だが、たまに口腔粘膜病変や金属アレルギーの特集が組まれる。

今回は口腔粘膜病変から皮膚科領域の疾患をどう判別したか、などが詳しく載っている。

尋常性天疱瘡、SLEなどなど

ん?これってもしや???

なんていう時の参考にもなる。

実際皮膚科医がどう治療したか、という経過なども書いており、そういう事が全くわかっていない歯科医側も今後どうなるのかな?と言うことが想像しやすい。

歯科医院に1冊置いておいて損はない本である。

しかし、月刊誌なので増刷されなければ在庫はない。

12/31に確認したところ4冊あった。早い者勝ち。

 

https://amzn.to/2s9ViEB

金属アレルギー特集のこの号もお勧め!! 

 

週刊誌 

週間ダイヤモンド2018/5/19 

https://amzn.to/2CFYuh3

メインは医学部のランキングだが、歯学部もちょっとだけ・・・

しかし、これよく調べたな、と思う所と、おいおいこれ間違ってるやろ・・・という所があって、これを完全に信じて受験するのは危険と思うぞ・・・。

 

 

終わりに

どうも歯周病と摂食嚥下系の紹介が多かったかな?

自分の興味がそちらに向いていた1年だったようだ。

最近は忙しくて積み本が増えるばかり

ただ、歯科専門書はいつのまにか絶版になってしまい、ヤフオクとかメルカリなどで探すしかない状況になることが多い。

なので、これは、と思った本はすぐ購入。

読まなくてもすぐ購入。

これが後悔しない術である。

なので

本にかける金は惜しむな!!

と若い先生達に言いたい。