(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

日本語が不自由な歯科医師のろくでもないお話 

歯科のマッチング結果について(2018年)

 

 

 

コメントがきました

ちょっと前に以下のようなコメントを頂いた。 

はじめまして。コメント失礼いたします。 私立の歯科大に通っている4年生です。CBTを受けるにあたって、マッチングが気になり研修先について考えるようになりました。大学ではなかなかこのような話をまだしていだいておりません。このままだと大学付属病院に進みそうなのですが、実家に近い他大学の付属病院も気になります。歯科系の大学付属病院で、各大学の長所短所等知りたいです。ご存知でなければ構いません。 研修先の大学病院は同じ大学出身の人が多いと聞きますが他大学から行く人の割合なども知りたいです。 お暇な時に読んでいた抱けると嬉しいです。

マッチングは今まであまり関わってこなかった所なのだが、どれぐらいデータが公表されているか調べてみることにした。

 

マッチングとは?

歯科医師国家試験に合格した場合、臨床系で生きていくなら1年の臨床研修が義務づけられているわけだが、これをどの施設のどのプラグラムに則って行うかはマッチングシステムによって決定される。

学生側の希望と施設側の希望が適合する必要があるわけだ。

マッチングはオンライン上で行われる。

 

マッチングサイト

マッチングのサイトはここ

歯科医師臨床研修マッチングプログラム

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マッチング

2018でのマッチングスケジュールは

6月中旬 参加登録開始

10/2に希望順位締め切り

10月後半マッチング結果発表

となっている。大体毎年同じなのではないだろうか?

と言うことなので

学生側は夏休みぐらいまでに見学するなら見学して希望を大体確定させる必要があるのではないだろうか。

案外時間はあるような?ないような?

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マッチングスケジュール

 マッチング結果

マッチング結果に関しては、10年以上結果が集積されている。

歯科医師臨床研修マッチング結果 | 歯科医師臨床研修マッチングプログラム

ここでは最新の2018の結果について見ていきたい。

https://drmp.jp/application/files/2815/4086/1806/18match_koho.pdf

 

全体的な結果

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2018マッチング ページ1

最近では毎年3800人程度が参加している。

参加施設数は298、募集定員は3534人であり、参加者全員が希望しても全員がマッチすることは出来ない。

国家試験に不合格になる人もいるし、マッチングに参加していない人もいる。

実際、希望順位を登録した人は3500人ちょっとであり、毎年250名程度はマッチングに参加していない。

おそらく多浪生などがマッチングしていないのだと考えられる。

国家試験に受かるかどうかもわからないので、受かったら考える、という人達。

国家試験後に不合格者のため空席ができるので、そこに滑り込む形になる。

しかし、79位までマッチング希望出すって凄いね・・・。

 

希望順位とマッチング結果

 

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2018マッチング ページ2

 

マッチ率は80%ちょっとなので、アンマッチになっちゃった人は、国試終了後に再度ということになるのだろうか?

マッチした人の中で第1希望にマッチするのは大体80%

第3希望までのマッチは95%となっている。

登録した人の中で第1希望にマッチするのは、

2337/3526=66.3%

である。

 

施設別のマッチング結果

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2018マッチング ページ3

歯科大学病院の募集定員は2746名と圧倒的に多い。

そこに第1志望するのは2756人と定員オーバーである。

歯科大学病院を第1志望して実際マッチされたのは1866名。

歯科大学病院を第1志望して希望通りマッチされる確率は

1866/2746=68%

と考えられる。

 

その他の施設の定員は788名である。

第1希望したのが770名、実際第1希望通りマッチしたのが471名。

471/770=61%

 

平成29年度を見ても

歯科大学病院 2014/2848=71%

その他の施設 461/702=66%

ということは、

歯科大学病院の方が第1希望通りマッチされる確率は少し高い

と言えそうだ。

勿論、人によるだろうけどね・・・・。

 

都道府県別のマッチング

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2018マッチング ページ4

歯科大学がある所や比較的都会はやはり充足率が高い。

沖縄は憧れが強い人もいるだろうから、そういう所も充足率は高い傾向にあるようだ。

山陰や四国はなかなか厳しい状況だが、逆に言うと希望を出せば通りやすい、とも言えるだろう。

 

大学病院別のマッチング結果

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2018マッチング ページ5

これをみると各大学病院で、出身者など関係なくマッチしているかどうかがわかる。

今年、東北大学は東北大学出身者の割合が33.3%しかいない。

九州大学も同じ感じの33.8%、九州大学は去年も同じ感じなので、自分の大学出身者が東京とか大阪とかに行きやすい感じなんだろうか・・・・?

逆に言うと、九大は他大が滑り込みやすい大学と言える。

広島や徳島が50%台

医科歯科が60%弱

などと、やはり国公立は出身大学にあまり関係なくマッチしていると考えられる。

それに比べると私立はやはり自校出身者をメインにマッチングしている。

私立でもメインの大学病院ではない所、

東京歯科の市川や神奈川の横浜などは比較的他大学も滑り込める可能性はありそうだ。

 

その他の施設

その他の施設は滅茶苦茶数が多いので、このPDFを読んで欲しい。

https://drmp.jp/application/files/7815/4166/5461/18match_koho_betten.pdf

 

終わりに

私は研修歯科医をやったことがないので勿論マッチングもしたことがない。

ただし、大学時代は研修医も指導していたし、研修医の指導資格も勿論もっている。

研修歯科医を終了しなければ事実上開業できないはずなので、あまりにも人間関係が悪そうなところは避けた方がよいのではないか?ぐらいには思う。

 

たった1年間とすれば、自分の臨床経験には大きな外れも当たりもない。

そんな簡単に上手くならない。

とくに私立出身者は6年1年間ずっと座学の所も多いので、研修医はリハビリなのだ。

国公立でそれなりに臨床実習やってきた?

その1年間の臨床実習の高頻度治療はトータルで開業医1週間分ぐらいだ。

それをいきなり戦力として扱おうとすれば、戦力になるわけもない。

逆に全く戦力として考えていなければ、歯科助手よりも下の立場として使われる、ということもあり得る。

協力型施設である開業医に出された研修医の一部はこれを不満に思うことが多い。

 

 

まあ、それでも最大1年の辛抱なのだ・・・・。

 

できないのが当たり前だけど、

真面目に練習しないやつ、勉強しないやつは指導者側からみてむかつきます。

 

あ、各大学の臨床研修の状況とか細かい事は私はわかりません。

コメントしてもよいよー、と言う方よろしくお願いします。

 

追記

どうも臨床研修改定の動きがあるようだ。


 

 

むかーし書いたやつ↓